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今しかないと思って

今しかないと思って
それを無かったことにしなかった
魔法が解けるのを待つよりもずっと
魔法が現実になったほうが早い気がした
親戚の優しいお兄さんであり続けて欲しいけど
掴み続けるにはあまりに罪深い気がした

今しかないと思ったその時は
やはり霧の中へ隠れてしまい
霧はいつまでも私を守っていた

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