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歯軋り

その刃はいつしか土に還り 化石となり 指で撫でた時に

油でカラカラと空気が抜けていく中で
ゆらゆらと漂流するには あまりに眩しい小麦色

あと一時で呼吸が途絶えるというのに
その執着が 未だに噛み締めては切り削っていく

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