遅れてすみません。13話「赤茶けた水を買う」、20話「ナイル河の戦い」の、アレクサンドリア、アブキール、カイロの位置関係です。
13話
地元アレクサンドリアからの攻撃を恐れ、左端のマラブーの浜に上陸したボナパルトは、アレクサンドリアを陥落させ、首都カイロへ向かいます。
その際、ダミエッタ周りでナイル右岸を行くか、このまま左岸を行くかの2ルートが考えられました。地図ではわかりにくいのですが、右岸は比較的緑地で、左岸はほぼ砂漠の行軍となります。
ボナパルトが選んだのは、左岸の砂漠の行軍でした。
20話
カイロへ向かうに先立ち、ボナパルトはブリュイ提督に船団をアレクサンドリアに移すよう命じました。しかしアレクサンドリアは水深が十分ではなく、海軍総司令官ブリュイはアブキールを停泊地とします。
ヨーロッパに向けて出航せよというボナパルトの指令を運んだ副官はカイロからナイルを下りますが、いずれにしろこの指令はブリュイまで届きませんでした。