下の絵は、ドゼが亡くなってから、ドゼと親交のあった画家、アッピアーニが描いたものです。「正義のスルタン」と言われたエジプト遠征時代をイメージしています。
画像ではわかりにくいのですが、手前の少年の肌の色の方が薄いので、こちらがマムルークルのイスマイルだと思われます。その奥がバキルということになります。
実際にドゼをモデルにしたり、面識があった画家がドゼを描いた肖像画は何種類かあるのですが、どの絵も全く印象が違います。その辺りも、ドゼの多面性を表しているような気がします。
なおどの画家も、両頬の傷は描写していません。