「Afterwordは君の手で」と「アンハピースパイラル」を完結済みにしました。
どちらもびっくりするほど嬉しいコメントや身に余る星をいただきまして、書いた分だけ報われたと、ひとり歓喜に打ち震えております。
読んで頂けるだけでありがたいのに、もう本当に感謝感激です……!
とくに「Afterword~」の方には思い入れがありまして、けれど読み返してみると至らないところばかりが目につき、伝えたいことがあるのにそれをうまく伝えられていないと思うと、ものすごく歯がゆいです。
「Afterword~」で伝えたかったことはお話の⑥に集約しております。
(ここだけ読んでもらえれば私としては満足です)。
昨今、スマホなど電子化の波をあおり、出版不況が取りざたされています。今まで通っていた本屋がつぶれたり、お気に入りで愛していた雑誌が気づいた時には消えてしまったりと……とても悲しいです。
けれどそれは紙から電子への過渡期であるからこその痛みだと、かってながらそう考えております。
いずれ読書の媒体は電子へ統一されるでしょうが、その時には流通や小売り、出版社の大手や個人のいかんに関わりなく、本の中身だけではっきりと(今よりも)判断されるようになる―ーコンテンツの内容による販売元やレーベル、発信者の価値の平均化がいま、行われている最中だと思うのです。
その過渡期にいるからこそ、いま一度紙媒体の「本」の価値を考えたいし、多くの人に気づいてもらいたいと思い、このお話を書きました。
過去、公衆電話が気がついたら無くなっていたように、紙の「本」が気づいた時には「あれ、どこ行ったの?」とならないように……。
……という思いだったのですが、ちから及ばず上手く本文で伝えられませんでしたので、このテーマについてはいずれまたリベンジしてお話を書きたいと思います。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
それではー。