灰髪のアーシャも完結間近。執筆に当たって考えた人名・地名の元ネタをここに公開しておきます(折角なので陽の目を……)。
★人名元ネタ
・アーシャ(アナスタシア・ストラグル)
アーシャはヒンディー語のAasha(「希望」の意)
また、ロシア人名アナスタシアの愛称。
ストラグルは英語のstruggle(「困難を克服する」の意)
・ダニー(ダニエル・アミキータ)
姓のアミキータはラテン語のamicitiaから。
意味は「友情」
・ユリシード(樹教国王家の姓)
百合(ユリ)と種(シード)から。
・深緑の聖女エメラダ・グリンヴェルデ
エメラダ…エメラルド(緑の宝石)
グリンヴェルデ…英語のgreen、イタリア語のverde(どちらも緑の意)
・ウィル(トルネード)
英語のwillから。「意志」「未来」の意
・皇帝バーディス
英語のbadの最上級baddestから。「最悪」の意
・大薬師サニタス
ラテン語のsanitasから。「健康」の意
・レイニー=バード
英語のrainyとbardから。「雨」「吟遊詩人」の意
・サニア(盲目の踊子)
英語のsunnyから。「晴れ」の意
・邪龍ニーズヘッグ
北欧神話の「怒りに燃えてうずくまる者」
世界樹の根を喰らうドラゴン
★地名の元ネタ
・エウロパ大陸
ヨーロッパのもじり。
・樹都ユグリア
世界樹(Yggdrasill)から。
・スースの森(第8話、第9話の舞台)
猪のラテン語susから。
・砂漠の街サンテラス
太陽(sun)+照らす
・ウォール山脈
英語のwall(壁)から。
・帝国の首都ヴィハン
サンスクリット語のVikhan(壊れている程凶暴)
ヒンディー語のVihaan(夜明け)
のダブルミーニング
灰髪のアーシャはファンタジーなので、どうしても造語がたくさん出てきます。人名、地名のみならず単語のひとつひとつに気を遣ったつもりでしたが、少しでも作品の彩りになれば幸いです。