この作品は、ディストピアをイメージしながら創作したものになります。ディストピア作品は読むのは好きなのですが、書くとなると……。正直、途中から放り投げようかという考えが頭をよぎりました。
初めは、主人公の独白形式で、淡々と終わっていく世界を静かに受け入れていくというような構想で始めました。とはいえ、「集住都市」とは何なのか、何故、主人公はこの都市に入れないのか、家族はどうなってしまったのか、何てことを盛り込んでいく内に、何が何やらみたいな話の展開になってしまったのです。桧山を出した辺りから、もううんざりしてきました。
そんなこんなで、モチベーションは下がっていたのですが、とはいえ書き上げることができたのは、ラストシーンを想定できていたからというのが大きいです。やはり、結末部は大事ですね。どれほど脱線したとしても、無理やりにでも、そこへもっていくことができますから。
創作活動は始めたばかりなのですが、この作品は、いい意味でも悪い意味でも、貴重な経験になったと思います。これからも、コツコツ、のんびり、ひっそりと、続けていこうと思います。
ちなみに、好きなディストピア作品はオルダス・ハクスリーの『すばらしい新世界』です。ディストピア作品は、ついつい暗い話になってしまうのですが、この作品は何処か明るい空気感があって好きなのですよね。
今後ですが、『壊国女王』を書き直しつつ、短編も書けるなら書いていこうと思います。書いてみたい作品は幾つかあるのですが、形になるのはいつになるのやら。マイペースにやっていこうと思います。