https://kakuyomu.jp/works/822139844342366886/episodes/2912051595667043022
今回も読んでいただきありがとうございます。
ありがとうございます。
**“ヒジリとブランの会話回”**です。
ハツキたちには何を言っているのか分からない。
通じているのはヒジリだけ。
だからこの場面は、世界から少しだけ切り離された
二人だけの空間になっています。
周囲では
|黒三日月《リュヌ・ノワール》だの、
能力の原理だの、
奪われただの――
物騒な話が進んでいるのに、
ヒジリはそれを遮るように
ブランの耳を塞ぐ。
ここが今回いちばん書きたかったところです。
説明よりも安心。
理屈よりも温度。
ヒジリは状況を理解していないわけではありません。
でも優先順位を決めた。
“今はこの子の心を守る”
だから即答で「弱くない」と言い切った。
ハツキたちが理解できないという構図は、
実はヒジリの孤独も示しています。
通じているのは自分だけ。
責任も、自分だけ。
それでも迷わず抱きしめる。
今回は戦闘でも伏線でもなく、
ヒジリの“選択の在り方”を描いた回でした。
次回は、この静かなやり取りが
どう物語に影響していくのか――
また見守っていただけたら嬉しいです。