『第685戦闘機隊が、異世界に転移したってよ!』を執筆!
ちょこっとだけ、冒頭載せておきます。
砂漠に広がるアスファルトの上を、簡易距離測定器《メジャー》を転がしながら俺は歩いていた。
燦々《さんさん》と照り付ける太陽を浴びながら僅かな亀裂《きれつ》をも見逃さない眼力《めぢから》で隅々まで見ながらだ。
『おい、もうすぐ友軍機が来るぞ。まだ、整備中か?』
無線機から部下の声が聞こえて来た、こいつの名は浦邉《うらべ》西《にし》で俺は浅科《あさしな》空来《そら》だ。
「あと少しで終わる」
『ッははは!』
「何がおかしい?」
『いやぁ・・・、第685戦闘機隊の隊長は相変わらずの真面目だと思ってさ』
「・・・俺達は――」
『分かっているって。俺達は、政府から見放された戦闘機隊《クレイジーファイター》だろ?』
ああ、そうだ。俺達、第685戦闘機隊は政府の御荷物だ。それは分かっている。だが、御荷物となった理由が砂漠に滑走路と俺達の基地があるという理不尽な理由だ。(以降は作品でどうぞ!)