初めまして、あるいは、いつも深夜にお付き合いいただきありがとうございます。
近況ノート初投稿となりますが、こちらでは、作品本文に記載できなかった細かな設定等や制作にまつわるちょっとした小話などを、“小出し”でご紹介できればと考えております。
ご興味がございましたら、合わせてお付き合いいただけると嬉しいです。
それでは本題に入ります前に。
拙作をお読み頂き、また、❤や作品フォローをいただき、本当にありがとうございます。
引き続き励みにして参ります。
本日は、現在投稿中の『契約の鉄拳令嬢』について、本文にはあえて書く必要のなかった、主人公ふたりのちょっとしたディテール(裏設定)や舞台となるリヒターハーフェンについてご紹介したいと思います。
◆ 184cmと154cmの視線
本文では「長身の女性」として描かれているリディアですが、実は数字としての設定は184cmです、対するニーナは154cm。
ちなみに舞台のグラウエン公国ですが、こちらも本文に記載はありませんが、男性の平均身長は180cm前後、女性の場合は160cm前後です。
リディアがいろんな意味で規格外なのが分かりますね。
◆ リヒターハーフェン
本作の舞台であるリヒターハーフェンは、冷たい雨にネオンやデジタルサイネージの光が乱反射する、サイバーパンクな魔導都市です。
『Cyberpunk 2077』や『ブレードランナー』などから色濃くインスピレーションを受けた都市景観を成しています。
しかしながら、この都市には貴族の邸宅や歴史的建築物として保存されている古い建物が多く存在し、そのほとんどが現役で利用されています。
社交会(社交界が正しい言葉ですが、作中ではわざわざ社交“会”に統一しています)などで使用されるという描写のこちらの建物ですが、イメージした建築様式はバロック、そして、ロココです。
バロック建築は、その荘厳な外観から権威主義的な建築物として考えられている事もあり、〈エレナント〉や〈ベアラー〉というシステムが絶対のグラウエン公国においては、その思想がマッチします。
〈エレナント〉の家柄に婿入りした〈ベアラー〉が爵位を継承するという家父長制ではありますが、戦士として前に立つ〈ベアラー〉(男)に対して、〈エレナント〉(女性)はそれを後ろから支えます。
外観は男性的とも言われるバロック建築でありながら、内装は女性的なロココ調を湛えるグラウエン公国に残るこれらの歴史的建築物は、そのまま契約を交わした〈エレナント〉と〈ベアラー〉のメタファーとして存在しています。
また、お気づきかとは思いますが、グラウエン公国そのものは現実のドイツをイメージした国家です。
リヒターハーフェンは、当初ベルリン(内陸)をイメージした都市だったのですが、クリティカルに位置関係を勘違いしていた作者が港湾などを描写した結果、実はハンブルク(北海側)のほうだったという裏話などもあります。
そういったお話は、次回の近況ノートでご紹介できればと思います。
◆ 最後に、制作状況について。
こちらの近況ノートを投稿時点での現在、第三シーズンの中盤を制作している最中です。
話数にして、公開済みを除けば50話分ほどのストック。
投稿ペースとしましては、投稿初週を除いて、月・水・金・土日の23時14分に一話ずつとなります。
毎日投稿とはいきませんが、少なくともしばらく更新が止まるようなことはないので、楽しんでいただいている皆様はご安心頂ければ……。
改めまして、作品フォローや♥など、大変ありがとうございます。
もちろん、お読み頂いているだけでもとても励みになっております。
末筆ではございますが、またリヒターハーフェンの夜でお会いできることを楽しみにしています。
引き続きよろしくお願いします。