この話は、構想だけはとっくの昔に出来上がっていたものですが、出そうかどうしようかは正直なところ迷っていました。
暗い話はあまり好きではないので。
AI のポジティブな面だけを見せていましたが、ネガティブな面も見せた方が良いだろうと思い今回書きました。
なお、これの最期が短編の「終わりの始まり」にあたります。
火星に行った人類がどうなったのか。
それは、知らない方が良いかも知れませんね。
(補足)
そう考えると「終わりの始まり」における緑子の心の変化が怖い事が分かります。分かりにくいですが。
「おじいちゃんみたいで好き」から「その辺のどうでもいい人間と同じ」に変わっているのです。
その最後のチャンスが映画鑑賞でした。
終わり。