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金にならないものをどれだけ楽しめるか続けれるかも作家の才能かもね

 ネットを見ていると様々な書籍化作家の人達が口を揃えて言います。「金にならない。金がない」と、事実そうだと思います。僕も書籍化してませんが、カクヨムのリワードは月50円が良いところで、書籍化しても印税はそんなに入って来ないものなのでしょうという事は予測できます。

 作家という仕事を一般の人達は、明治や大正の頃の夏目漱石とか芥川龍之介みたいな自由奔放で尊敬されるべき仕事と言うイメージを抱きがちですが、現実はそうでもないみたいです。

 事実、活字離れが激しい現代ですから売れないのはほぼ皆平等なんでしょう。

 だから作家には、貧乏を楽しめる能力が必要なのかもしれません。お金に固執しすぎない人が最終的に作家として生き残れるのかもしれませんね。

 これから先、作家として生き残るか死ぬかの問題は、結構難しい問題です。好きな事に向き合うとは、簡単な事ではないんですね。でも、それもまた楽しいですよね。楽しいから続けて頑張りたくなるのが私たちのような人間の性なんでしょうね。

2件のコメント

  • どうも、初めて書き込みます、86式中年と申します。

    普段、迷惑かなと思って気心の知れた作家さんの近況ノートにしか書き込まないのですが、ふと通知が目に止まって、それが想像以上に自分に刺さるお話でしたので思わず筆を執ってしまったご無礼をお許し下さい。

    私も書籍化を控える立場になりましたが、出版社から教えられた印税率(内容は秘密)と初版部数(デビュー時は1万部届かない程度)を鑑みて計算すると確かにお金にならないと思います。
    いえ、正確に言うならそれで生計は立てられない、と。少なくとも、作家一本でやっていくというのはよほどの腕と運がない限りまず不可能です。

    もちろん、神坂先生のような一時代を築く腕があったり、鎌地先生のようなラノベで月間連載するような筆の速さを持っていたりすれば別でしょうが、少なくとも一冊二冊出した程度では、税金を考慮した上で精々中堅リーマン程度の年収を下回るぐらいだと予想がつきました。
    年に四冊、それも程々に売れてようやく役職付きのサラリーマンぐらいかな、と。その上重版されなければ、一度払われたらそのままですし(最近は電書もありますけど)、継続雇用されて毎月給料がもらえるサラリーマンの方が間違いなく安定します。そして税金でガッツリ持っていかれます。

    なので私も現状、運送業を辞めていないですし、現実を見ると辞めれません。ただ、来年出版予定でして、となると再来年の税金関係でどうせ会社にはバレるので、書籍化することを会社に告げて休みの数を増やしては貰ってます(ウチの会社は2024年問題関係で副業OKなのと、常に人手不足の業界なので従業員のワガママは結構通るんです)。
    そして下がった分の給料の補填をラノベでの売上で賄う、その結果ちょっとプラス、という形が今の時代ではベターかな、と判断しました。

    よくよく考えたら、ラノベ界レジェンドの神坂一先生ですらスレイヤーズを出して数年はサラリーマンしながらチャリ漕いでドラスレ詠唱しつつ兼業作家やっていたと語っているのに、ちょろっと賞取っただけの作家がそれ一本で食っていくなんて土台無理なお話なのです。
    この辺りの現実を無視した方が「金にならない」とおっしゃっているのではないでしょうか?

    本業の片手間にお金になったら儲けもの、ならないなら本業に戻る、という緩いスタンスが多分、楽しく作家をやれる秘訣なんじゃないかなぁ、とおっさんは今回の上野さんのお話で思いました。
    好きなことをしていても、苦しい時期はあるんですから。

    では、長文失礼しました。
  •  すっごく詳しい作家事情が聞けてとても嬉しいです。やはり、何処の世界でも苦しい時期は訪れるもので、そこで現実と夢と2つにどう向き合っていくかが大切なんでしょうね。

     私は、まだまだ書籍化すらしてない無名ですが、それでも作家になりたい夢は持ち続けてます。私は自分の人生は、自分の好きに向き合うと決めましたので。

     しかし、やはり“好き”一辺倒で生きるというのは、いきなりできるものでも無いんですよね。この世界は所謂、御伽話の異世界転生チートうはうはと違いますから。

     人生の苦痛も回り道として楽しめるような人間に成長できたらなと思います。そうして何か自分にとって大きな何かを掴める事ができたら万々歳って感じです。

     詳しいお話をありがとうございます。とにかく先の事は分かりませんが頑張ります。それが私にできる今精一杯だと思うので。

     長文失礼しました。
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