ボビーコールドウェルが好きです。 ミスター・アーサー
熱いバトルとかわいいヒロインを愛するラノベ作家。 商業作は「社畜剣聖、配信者になる」「魔王と竜王に育てられた少年は学園生活を無双するようです」など6シリーズ展開中。 お仕事の依頼はTwitterのDMまたはプロフィールカード記載の連絡先までお願いします。 【プロフィールカード】 https://profcard.info/u/ci3plqDwGsQjI5R2zUAztrx7HyD3 【X(旧Twitter)】 https://twitter.com/kumano_knuckle
ギャグ、パロディ多めの成り上がりスローライフ系ファンタジーをメインで書いてます。 ☆☆☆連載中の作品☆☆☆ ・【毎日更新&最新作】マッチング魔道具で知り合った子が魔王軍の女幹部だった。 ・【毎日更新】炎神龍の愛弟子 ・【毎日更新&書籍化】ダンジョンでぼっち飯してたら最強のSSSランク冒険者になってた。 ・【月水金更新】島流し令嬢の無人島開拓奮闘記! ・【火木更新】エルフさんの異世界食レポ日記
春は素晴らしい。 鼻孔をくすぐる沈丁花の香りに弾む君の笑顔を、桜が讃える。 夏が待ち遠しい。 僕の名を呼ぶ君の声に、蝉時雨も蚊帳の外へと消える。 秋が待ちきれない。茜色の空を眺める君は灯火のように儚く、美しい。 冬は 「お前、何気持ち悪い文章書いてんの?」 はんじょう!? え、どうして?いつの間に? 「いや、ここ楽屋だろ。台本読んでんのかと思ったら気持ち悪りぃ。春だの夏だの、お前引きこもってるから分かんねえだろ。」 はんじょう、それは文学に対する冒涜だよ。 「好きな子でも出来たのかよ。」 そ、それは。 「まぁいいや。ほら、リハーサルの時間だから行くぞ。」 楽屋から去る背中に言葉は出ず、溜め息と共に紙は丸めて窓から投げ捨てた。 春風に乗り紙屑は青空を舞う。 2人の恋の行方は、捨てられた紙屑はどこへ向かうのか。 おにやの本当の気持ちを唯一知る紙屑にもその行方は分からない。 冬は忘れない。はんじょう、君が産まれた季節だ。
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