https://kakuyomu.jp/works/822139843070349496/episodes/822139843072131915
亡魔獣研究(通称:図鑑埋め)について
亡魔獣研究とは、職業スキルの安定行使および戦闘技術の向上を目的として冒険者に課される義務任務であり、携行端末を通じて遂行される。
冒険者は遭遇した亡魔獣の情報を端末に記録し、その生態や弱点を研究機関へ提供する。収集されたデータは、学術研究や討伐戦術の策定に利用される。
亡魔獣を初見した場合は図鑑に登録され、討伐に成功すると「研究ポイント」を獲得する。この研究ポイントの累積により、研究レベルが上昇する。
研究レベルの上昇に必要な討伐数は極めて膨大であり、
研究レベルを5上げるには約35,000体、10上げるには約700,000体の討伐が必要となる。
この膨大な討伐数は、多くの冒険者にとって現実的な負担であり、実際には多数の冒険者が途中で研究レベル上げを断念しているのが現状である。
しかし研究レベルが一定値に到達した冒険者は、端末による身体能力の最適化を受け、攻撃力・防御力などの基礎能力が恒常的に向上する(いわゆるステータスバフ)。
そのため長期的な生存力を高めたい冒険者や、一部の熱心な研究者気質の者たちにより、図鑑埋めは緩やかに継続されている。