研究って聞くと、白衣を着たすごい人が難しいことをしているイメージがあります。
でも、私は「気になったことを、ちゃんと確かめること」も研究なのかなと思っています。
たとえば、「この花は日当たりがいい場所のほうが元気そうだな」と思ったら、場所を変えてみる。
「毎日水をあげているのに元気がないな」と思ったら、水の量や土の状態を見てみる。
そして、うまくいった日だけではなく、失敗した日もメモしておく。
そうすると、次に同じことが起きたときに「前はこうだったな」と考えられます。
現実の研究も、きっとそんな小さな確認の積み重ねから始まっているのだと思います。
新しい薬も、天気予報も、作物の育て方も、何度も試して、記録して、「本当に大丈夫かな」と確かめてきた結果ですよね。
『婚約破棄は結構ですが、卒論提出まであと三日です』のアウレリアも、植物を急に大きくする方法ではなく、畑が来年も使えるようにする方法を調べています。
地味な研究かもしれません。
でも、毎年ちゃんと作物が育って、ごはんを食べられることって、すごく大事なことだと思います。
失敗しても、記録が残っていれば次につながる。
そんな研究の面白さを、物語の中でも少しずつ書いていけたらいいなと思っています。