『未明を指すコンパス』をお読みいただき、ありがとうございます。
七月からこの作品を書き始めましたが、瀬戸悠真という人物像は、三年ほど前から私の中に「理想の自分」として巣食っていた人物でした。
理想の自分と現実の自分のギャップに耐えきれなくなり、手放すつもりで彼の人生を形作り表出しました。だから最初は自己分析も兼ねてChatGPTに読ませて、私がどういうつもりで彼と向き合ってきたのか、彼をどういう人間にしたいのかと捏ねくり回しながら執筆していたのですが、どんどん彼は私の手から離れ、勝手に朝倉と良い感じの関係を築き、その様子があまりにも可愛かったので自分で読み返しやすくするためにカクヨムに掲載を始めました。
あと2話で第三章は終わり、その後は終章に入ります。終章は、第一章〜第三章のように丁寧に季節を追いません。彼らに重要な場面だけを拾うので、20話以内では終わると思います。
毎日更新する予定なので、あとひと月もしないで完結するかと思います。
最後にひとりだけでも、彼らの生活を私と一緒に眺めてくださるかたがいれば充分だと、連載当初は思いました。今はどうだろう。PVの動きを見ていると、確かに、最新話までリアルタイムで追ってくださっているかたが、一人はいらっしゃるような気がします。
本当におこがましいのですが、引き続き、お時間いただけると嬉しいです。
さて。
『未明を指すコンパス』が完結した後は、本作にも登場する牧野恒一を主人公としたスピンオフ中編『これを自由のめまいといいます』の執筆を始めます。
書き溜め分の執筆と読む側に回るために、『未明』完結後はしばらく連載お休みします。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。