設定資料
年代 2015年頃
背景情報
日独伊が第二次世界大戦に勝利した世界線。
真珠湾攻撃がなくアメリカが参戦しなかったため日本は大東亜共栄圏を完成させたものの立憲君主制を採用しアジアの植民地は大東亜共栄圏の理念に則り独立、日本と緩やかな国家連合体となっている。(コモンウェルスをイメージ)
大日本帝国が崩壊しなかったため国名や省庁群は旧大日本帝国のままとなっている。
用語
大日本帝国
戦勝国となった日本。天皇人間宣言は天皇自らが発案し立憲君主制となったが天皇大権は未だ保持している。
天皇
一部の天皇大権を未だ保持している。立法大権、勅令などによって政治に介入することができるが統帥権を失い軍事的な介入はできなくなった。昭和天皇以降政治への直接的な介入はほぼなくなった。
大東亜共栄圏(アジア独立国家機構)
日本が第二次世界大戦勝利により獲得した勢力圏。現実世界のコモンウェルスに習い現在は緩やかな国家連合体として存在しているものの、実態としては日本の影響力が強く日本の意向が重視される。2010年にアジア独立国家機構に名称変更。
2年おきに持ち回り開催でアジア独立国家会議を開催している。
加盟国一覧
日本 中華民国 満洲国 タイ王国 フィリピン共和国 ビルマ国 自由インド
インドシナ ベトナム帝国 カンボジア王国 ラオス王国 インドネシア王国 シンガポール王国 マレーシア王国
東京蜂起
2015年8月15日に発生した陸軍による蜂起。陸軍第一騎兵師団、陸軍憲兵課市ヶ谷屯地、陸軍第一航空団の一部戦力が蜂起した。各部隊内の皇衛派が結託し蜂起したもの。しかし中華統一戦線の内通者の存在により事態は混沌を極める。
皇衛派
陸軍内に存在する派閥。天皇至上主義を掲げ戦前戦中の体制に戻ることを目的としている。天皇の統治者としての影響力減少、文民統制、政府の中国への弱腰な対応に不満を持ちクーデターを画策している。
中華民国
日中戦争中に日本の支援を受けた王劉民が成立させた南京政府を始祖とする国家。満州国の承認と引き換えに日本と単独講和し各軍閥と共産党を打倒した。その後大東亜共栄圏に加盟したものの満州国を打倒し中華統一を成し遂げることを目指し国内での反日運動の扇動、日本企業の締め出し、中満国境での威圧的な演習など密かに各種工作、軍拡を推進してきた。
中華統一戦線
満州国を打倒し中華統一を目指す勢力。実態は中華民国政府の組織であり、諜報、破壊作戦などを任務とする特殊部隊。日本国内にも勢力を伸ばしており、陸軍部内にもシンパを増やし皇衛派の東京蜂起を知る。東京蜂起に乗じてさらなる混乱を招くべく暗躍する。
兵部省
戦後陸軍省と海軍省と軍需省が合併して設立された。統合参謀本部による陸海軍の統合作戦指揮の監督、統合予算編成、統合装備開発など日本における軍政のすべてを担う。
現代における防衛省。軍部大臣現役武官制は廃止され文官が大臣となり完全に文民統制下となった。一部の陸軍軍人はこれに不満を抱いている。
合同参謀本部
戦時中の陸軍と海軍の主導権争いを反省し戦後設立された組織。兵部省内局。陸海軍の作戦の調整などいわゆる軍政を行う。統合参謀長は陸海軍より交互に就任するが実務レベルでの主導権争いは絶えない。幹部には参本(サンポン)などと呼ばれる。
本部長は陸海軍大将。
兵部省陸軍局
兵部省内局。陸軍部隊の監督、作戦立案等いわゆる軍令を担う部署。旧陸軍省の機能を一部移管された。合同参謀本部の成立により高級参謀の大半は合同参謀本部に異動したため主な業務は補給立案や演習立案など部隊維持に係る部分が大半となった。局長は師団長経験のある陸軍中将。
兵部省陸軍局兵務部憲兵課
旧陸軍省が内務省警察の勢力減滅を企図して発足させた。戦時中には一般警察業務をも掌握しつつあったが戦後の省庁改革により捜査権が陸軍部内のみに削減された。
課長は憲兵大佐以上の者。
憲兵課憲兵本部
東京都市ヶ谷陸軍局内に所在する憲兵隊本部。憲兵隊の指揮監督を行う管理部門のみが所在し、実働部隊は各基地ないに憲兵屯地として存在する。本部長は憲兵課長兼任。
憲兵課市ヶ谷屯地
陸軍局のみならず本省お膝元の基地内に所在する憲兵隊。儀じょう隊を内包するなど陸軍憲兵隊精鋭部隊。市ヶ谷基地の陸軍部隊の蜂起に合わせて蜂起した。
大日本帝国陸軍第一近衛騎兵師団
本作品主人公格の一つ。陸軍の中でも兵員、機材とも第一級のものが与えられ首都防衛を担う精鋭師団。騎兵師団と名がついているがこれは名誉称号であり実態は機械化歩兵師団。1個戦車大隊を内包する機械化歩兵旅団2個を基幹とし機械化砲兵大隊、機械化対空大隊機械化偵察大隊などを有する。東京蜂起においては主力戦力となった。
内務省
いわずと知れた官庁の中の官庁。史実日本の総務省と警察庁の機能を併せ持った省。この世界線ではゴーストップ事件を発端として陸軍を目の敵にしている。
内務省警務庁
内務省外局。各都道府県警察部を指揮監督する。現在の警察庁。代々薩摩閥が実権を握っており長州閥の陸軍を敵視していた。陸軍憲兵隊発足時には捜査指導などを称して憲兵隊に薩摩閥の警察官を送り込み内部より監視するなど陸軍の動きに常に神経を尖らせていた。現代においても関係は良化せず人事交流と称し公安部、刑事部等から人員を送り込み監視を続けている。
東京都警察局
現在の警視庁にあたる組織。他道府県警察部より格上の局として存在する。日本国内でも随一の警察力を誇り帝都の治安維持にあたる。特に陸軍部内の監視、諜報活動、万一の鎮圧を至上命題としているため公安部、警備部の勢力が大きい。
歌川正輝(うたがわまさき)
東京都警察局警備部第六機動隊銃器対策部隊所属
階級巡査部長。
任官5年目24歳独身。任官後2年の地域課勤務を経て公安部公安第三課配属。陸軍内の右翼分子を担当とし皇衛派の調査、監視にあたる。二〇一五年の陸軍小岩事件で状況が緊迫すると警備部への情報提供、公安部と警備部のパイプ役として警備部へ異動した。
正木彰(まさきあきら)
陸軍第一近衛騎兵師団第一機械化歩兵旅団第一大隊第二中隊長 階級大尉
任官3年目27歳独身。陸軍士官学校卒。同期の中では並みの昇進スピードではあるものの並外れた身体能力、指揮能力によって栄光ある第一近衛騎兵師団第一機械化歩兵旅団二中隊長を拝命した。前任陸軍第一〇師団参謀。第一〇師団在任時に内務省警務庁に出向した経験があり、警務庁では公安局において外事一課で対中対策にあたっていた。第二次世界大戦以降の軍部の影響力低下に懸念をもっていたものの平和な時代であれば致し方なしと考えていた。しかし中国による度重なる挑発行為などを目の当たりにし皇衛派に加入した。
湯川実(ゆかわみのる)
東京都警察局警備部警備第一課課長 階級警視正
任官35年53歳。ノンキャリアからの叩き上げで、初配属は万世橋警察署地域課。城東警察署刑事課長、八王子警察署警備課長、赤羽警察署副署長、本庁警備部管理官第3機動隊隊長等を経て、2014年より現職。現場一筋の仕事人で部下はもちろん上層部からの信頼も厚く、異例の本庁課長級への就任となった。