喜多山浪漫

　はじめまして。

　新米小説家の喜多山浪漫（きたやま ろまん）と申します。このたび独立したことをきっかけに様々なコンテンツ制作にチャレンジしていきたいと思います。
　とは言え、一人でやれることは限られています。何ができるか、何をしたいか、自問自答した結果、まずは一人で作れるコンテンツとして、小説を書くことにしました。

　これまでお世話になった会社を辞めて人生2周目をはじめるからには、枠組みにとらわれず自由に好きなものを作ろうと思い、『悪役令嬢もの』を題材に選びました。
　「なんで悪役令嬢もの？」と思われるかもしれませんが、好きなんだから仕方ありません。悪役令嬢、大好きなんです。乙女ゲーの知識がなくても楽しめる点や、老若男女関係なく楽しめる痛快なストーリー展開にもポテンシャルを感じます。

　多くの悪役令嬢ものは断罪されて人生2周目をやり直すというテンプレートになっており、それが楽しいと私も思っているのですが、やるからには他にないものを書きたいと考え、「まったく反省しない悪役令嬢がいてもいいのではないか？」という着想からスタートしました。
　悪役令嬢ものがお好きな方も、そうじゃない方にも、この反省しない悪役令嬢エトランジュの活躍をお楽しみいただけましたら至上の喜びです。

　今後は週１ペースで毎週金曜日、お昼休みに読んでいただけるように12時に新しいエピソードを公開していきます。
　そして、ゆくゆくはこの小説を原作としてコミック、ドラマCD、グッズ、ゲームなど、さまざまなメディアで展開できるように頑張っていこうと思います。
　独立してから少しずつ書き溜めた小説の原稿を知り合いのクリエイターさんたちにお見せしたところ、大変ありがたいことに応援したいと言ってくださる方もいらっしゃり、ちょっとインチキくさいかもしれませんが、そんなクリエイターの方々のお力も目いっぱいお借りしながら活動していきます。
　今回公開させていただくイラストは、飲み友達であり心の師でもある某有名ゲームデザイナーさんが描いてくださった『喜多山浪漫』です。素晴らしいイラストなので、今後いろんな形で活用させていただこうと思います。ありがとうございました。

　長くなってしまいましたが、最後に読者の皆様に本作を読んでくださったことに心からお礼申し上げます。これから週に１度、お付き合いいただけると嬉しいです。

　反省しない悪役令嬢エトランジュと新米小説家・喜多山浪漫の人生2周目の行く末を温かく見守っていただけますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

　喜多山浪漫