そうしろ

私の前には度々、「死神」が現れる。 それは決まって初夏の頃、ミントの香と共に――

記憶を保ったまま生まれ、出逢い、死にを繰り返している【俺】と【あいつ】。 しかし【今回】のあいつである緑谷由加は突然謎の自殺を遂げてしまう。 何もかもわからないままに事態は【次回…

あらゆるものを扱う「商会」から「自分の生きる意味」を購入してしまった二人のお話。 対価は二億円。そんな額を払えなかった彼等は、「どんな内容であれ、その「意味」に従うこと」を条件に…

　地球は亡ぶ。どうしようもない世界の終わり、地上のあらゆるものが白く透きとおった結晶に成り果ててゆく。「僕」と「彼女」は相も変わらず、愛みたいななにかで以って、ふたりを曖昧なまま…

なにもかもが澄んだ美しい結晶になり果てて行く世界で、うっかり死に損なったふたりのお話。 小説版→『墓標は遠くきらめいて』　https://kakuyomu.jp/works/1…

自我を持つ自動人形たちとその造り手たる「人形師」、それといくつかの、可哀想な人形たちのおはなしです。どうか最後までお聞きください―――私が、話せなくなってしまう前に。

ある日主人公が出逢った謎の少女は、自らのことを『夜』の化身だと名乗った―――日々を一緒に過ごすようになった二人だが、次第に二人に、世界に、無視できない変化が訪れる。 それは二人…