ラーメンを食べました。
今日食べたのはいわゆる家系ラーメンというやつで、神奈川県横浜市が発祥のラーメンです。
スープのベースは豚骨醤油で、こってり濃厚なスープに半ライスを注文して両方ガツガツ食べるのがスタンダードという説があります。
「こってりラーメンを食べたい」という人にはこれ以上ないチョイスだと思われます。食事としてのボリュームと、ガツガツ食べているという感触でラーメンを評価するならば、個人的には博多ラーメンを上回っています。
注文したのは普通のラーメン。６５０円。
麺の硬さ普通・あぶら普通・味普通。半ライスはサービス。
初見の店なので様子を見る形になりましたが、これが大当たりでした。
デフォルトのトッピングは、たっぷりのほうれん草に４枚の海苔、うずらの卵ひとつ、チャーシュー２枚。
スープに浸したほうれん草の濃厚な味わいは言うまでもありませんが、うずらの卵にスープをしみこませて食べるのは格別の楽しみです。黄身がトロトロで、味玉に匹敵する瞬間火力を感じました。
これならトッピングでうずらの卵４個追加（１００円）にしてもいいなっと思います。
家系ラーメンを食べるのにそう複雑な工夫はいらないんですが、麺とほうれん草とチャーシューをバランスよく片付けている間に、
海苔には手をつけないことをお勧めします。
なぜなら、この海苔を使って半ライスをを食べるからです。
スープをたっぷり浸した海苔と半ライスの組み合わせは素晴らしいと思います。
このとき、お好みによっておろしにんにくを小さじ一杯加えるのもアリです。
その後に人と会う予定がなければ、おろしにんにくと豚骨スープ海苔とご飯のコンビネーションは必ずや「家系を食べたい」人の喉を満足させるのではないでしょうか。
さらに、卓上調味料としてショウガや辛みそ、ラー油にゴマも完備されているケースが多く、
家系は麺をあらかた食べてからの「味変」がもう一つの本番といえるでしょう。
あくまでもスタンダードで楽しみたい方には申し訳ありませんが、私はどうもこの手のエンターテイメント性をアピールする「味変」に弱いのかもしれません。
総合すると、家系ラーメンは麺を食べただけでは終わらない、楽しみべきところの多い料理です。
ぜひ半ライスを頼んで、卓上調味料と具の最善コンビネーションを編み出してほしいと思います。
次回に家系を食べることがあったら、卓上調味料の使い方について私見を述べさせていただきたいと思います。
以上です。