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カクヨム、天下無敵の快適さ!

 カクヨムに来て2年ほどが過ぎる。とは言えほとんど動いていないので見取り図は頭に描けていない。どこに書店がありたこ焼き屋がありコンビニがあるとか、そういうところが何もわかっていない状態だ。異世界への道筋ははるかに遠いと思われる。数分置きに天気予報を見たり、ニュースを見たり、SNSをチェックしたり、それはほんの数分の時間でも一生を通してみれば恐ろしい時間になるだろう。(天気はそんな変わるもんじゃない。これって本当にニュースなの?)今に追われていてはきりがない。だから遠くへ、異世界へ逃げ出したい。きっとみんなそうなのだろう。

 急に思い立って複数の小説投稿サイトに同時に投稿してみた。そうしてわかることは、カクヨムで書いて投稿することの快適さだ。カクヨムに完全に慣れている人は、他のサイトやアプリを使うとストレスを感じるのではないか。
 1つの小説を公開するまでのプロセスは、カクヨムが圧倒的にシンプルで軽快なのだった。1秒、1ページ、1タッチの差であっても、一生の話となると大変な負担になるだろう。熱心な書き手にとっては、小説は毎日のように書いて公開していくものだ。カクヨムのシステムはそんな書き手の立場に親切に寄り添って開かれていると言える。
 小説を探すには、作品自体により多くの情報が備わっている方がいいのかもしれない。しかし、ある程度のところは作者に選択の自由があった方が楽だろう。あるアプリで投稿しようとした時など、そのプロセスはまるで何かのアンケートにでも答えているような気分だった。(ちょっと今忙しいんですけど……)そもそも僕はあまり小説について自分で説明もしたくない。ちゃんと説明できる、そんな筆力はないのだから。本文とタイトル、タグくらいつけられれば十分だろう。

 公開するまではよいとしても、カクヨムで実際に小説は読まれるのだろうか。自身については、全くと言っていいほど読まれていない。今では1PVがうれしいほどだ。しかし、読まれるかどうかと、小説を快適に投稿できるかという話は、また別のテーマだ。素晴らしい作品はたくさんあり、多く読まれているものもある。だから、読まれるかどうかは作者と読者のマッチングの問題、あるいは主に作者の問題だろう。
 小説に全く興味がない人というのは、カクヨムだろうが何だろうが小説なんて一行も読まず、YouTubeを見たりゲームをしたりボールを蹴ったり昼寝をしたりバーベキューをしたりして、それぞれに楽しんでいる。興味のない人を前にしては、あらゆる作品の存在価値は揺らいでしまう。だけど小説家はあきらめずに、どこかにいるであろう(いるかもしれない)読者の存在を探し続けなければならない。一生の内には見つからないとしても、それほどの覚悟は必要だ。いつでも自由に小説を発表できる環境が身近にあることは、とても素晴らしいと思う。

 晴れだ、雨だ、安心だ、安全だ、誰かきたか、いいねされたか、そんな情報にばかり振り回されたくない。僕はもう疲れた。スマホから遠ざかりたい。離れたい。チャーハン食べて、テレビのチャンネル変える、そんなお話している場合か。異世界に行きたい。異世界に行って生き残ってみたい。

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