最後までお読みくださった皆さま、どうもありがとうございました。
これから読んでみてやってもいいと思われる方々、どうぞよろしくお願いします。
このお話は、終わらない話を書いてみたいという思いつきからはじまりました。
延々と長く続く連載やシリーズ物って、ちょっと憬れだったのです。
それで『真夜中の祠』という都市伝説を作り、そこに入れ替わり立ち替わり人が訪れるという枠組みをつくってみました。
それではじめた一話目。
これを書き上げた段階で、ちょっとしくじったなと反省。
案内役を男の子にしたことで、真夜中に子供が出歩くなんて……と私の中の倫理委員会が発動。とりあえずこの男の子をお日様の下に戻してあげる方向で、いちからお話を組み直すことになってしまいました。
一話目だけ、他のお話と繋がりがないのはそのせいです。
その結果、ハッピーエンドで終了。
当初の予定では登場人物が軒並み不幸になっていたはずだったのでホラージャンルに登録していたのですが、こりゃ駄目だと途中で現代ファンタジーに移動しました。
ホラーが書きたいのに、性根が生温いせいかどうもうまくいかなくて困ったもんです。
それでもまだ諦めてはいないのです。
そのうち「真夜中の祠」をシリーズ化して、いつかどこかでホラーっぽい話を書ければと企んでます。
まだ細かな話は考えていないのですが、二作目のサブタイトルは「赤い女は急かす」になる予定。
今回のお話にもちょっとだけ出ていた女子高生をメイン案内人に据えてみようかと思ってます。
その時は新しい話として立ち上げますので、またお付き合いいただけると嬉しいです。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
皆さまに良い読書体験が訪れますように……。