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『リュウシン』についての物語。SFファンタジー長編『異世界に精霊とんぼが飛び立つ頃に』

こんばんは!
最近有り難いことに、多くの方にこちらの作品をラストまで読んでいただき、ここで一度、本編では詳しく書かなかった主人公リキトの祖父、隆心(リュウシン)についての物語をここに記載したいと思います。
読んでいただいた皆様、ほんとーーにありがとうございます!!

『異世界に精霊とんぼが飛ぶ立つ頃に』
https://kakuyomu.jp/works/16816700427176847792

リュウシンの人生については一通りしっかり考え、本編を書いた感じなのですが、こういうの小説の内容的に書くの控えたほうがいいのかなとずっと思ってたんですけど、本編の隠れ主役といってもいい彼の人生なので、書きます。
良かったら皆さんに知ってもらえたら嬉しいです!
完全に本編ネタバレになりますので、もしこれから読んであげようぞ、と思われている方はここでストップするか、敢えて読んで読むのも、もしかするとそれもそれでいいのか、も…?

以下ネタバレ、リュウシンの人生です。↓↓











リキト(享年50歳)と実久(享年52歳)の間に産まれたリュウシンは、21歳の時に両親から聞いていた35年後に訪れる月食時に地球へ旅立つ。(※1)
※ここでワームホールが繋がったのはリュウシンや実久の父親が残した記録から、未来の㈱プログレスブリッジ(過去に実久の父親が設立)のメンバーが再度ワームホール装置を作り、繋げたから。ちなみに本編ラスト後にワームホール機材はこの時代に本来あってはならないものとして、あの二人によって破壊されている。

そして、21歳のリュウシンは595年先の未来の地球で㈱プログレスブリッジのメンバーから『待ってたよ』と出迎えられる。

そこで己の真実を知り、二人の息子ではなく今度は祖父として再び過去の故郷へ戻るため、その会社でワームホール装置のバージョンアップに奮闘。そして未来の進歩した技術により、過去の異世界へ24歳で舞い戻り(※2)、偶然居合わせた親切なゼファーの祖父母が営む仕立て屋『シスルト工房』で世話になりながら25歳まで1年間仕事を手伝いながら暮らす。(ゼファーの誕生はここから25年後)

未来を知るリュウシンはその知識を使い、それから1年で世界を統一し(26歳)、世界の危機を回避。国の統一を高めるため、未来を知る知識を利用し、月を神とするブリッジ教(会社名から名付ける)を成立。その後ブリッジ教の法王となったリュウシンは、その間に出会ったクード王国の姫と婚姻し、30歳の時にリニア(リキトの母)が生まれる。(5年後に妻は病気で他界)

51歳になったリュウシンはキーペント帝国謀反の夜に、実久の父親が実験中に事故を起こし地球と結ばれたワームホールによって1歳のリキトと共に2005年の地球へ飛ばされる。(※3)

飛ばされた場所に居合わせた実久の父親(物理学者)に事情を全て説明し、共にその後㈱プログレスブリッジを設立。そしてリュウシンは未来の技術の知識を実久の父親へ提供しながら異世界と繋げるワームホール機材を完成させる。リキトの両親たちを助けるために1年後の異世界へ再び戻る運命を掴む。が…(※4)

以降、本編となります。


リュウシンは運命を守りながらも、そして常に抗おうともした。その結果的にこの物語へ繋がっていく、という物語でした。

以下参考にした物理学や補足です。

●ワームホールの完成度

※1 未来で作られたワームホール(月食のタイミングのみ使用可能)
※2 未来の技術により飛べる時代が選べる※1より進化したワームホール完成
※3 まだ未完成によりたまたま繋がっただけのワームホール(事故)
※4 過去時代での未発達技術により月食の力を借りた飛べる時が選べないワームホール完成(月食のタイミングのみ使用可能)

●量子テレポーションから

二つの世界のそれぞれの月が兄弟同士(元は一つの惑星)であることにより、時空を超えて引き合う力が発生。

●相対性理論から

重力の重さにより時間を曲げる力が発生。そのせいで地球時間より時間の経過が遅い。リュウシンの故郷の惑星(異世界)には比較的近い場所にブラックホールがあると推測される。

と、めちゃめちゃ触りの部分から参考にして、こちらの物語と無理やり繋ぎ合わせました。

以上です。
計算的にもしかするとどこか矛盾があったりする可能性があるかもですが、一応いまのところ本編と数字を繋ぎ合わすことに成功しております(^-^;
もしここおかしくない?などありましたらどんどん教えてください!!
いやー頭をすんごい抱えた長編でした。マジでパニックになりながら書きました。特に数字に関して。その分、少し頭が良くなりました(と思い込む)

この記念に?3人無理やり揃えてイラストにしてみました。

リュウシンが消えた日。それは2022年11月8日。
日本で月食が本当に起こります。
その日がとっても楽しみです!!

リュウシンの人生、最後まで読んでいただき、ありがとうございまっす!!!

6件のコメント

  • これは11月8日が楽しみ……。
  • 飯田サーン✨️コメントありがとう~😆そっちでも見れる、はず!!晴れますように…!!
  • 時空を超える物語!
    ハインライン『夏への扉』とか映画『インターステラ』とか思い出します。最近ではテッド・チャン「商人と錬金術師の門」てのもありましたね。
    それにしても、凛々さんにかかると古典的なSFのギミックも手触りが違う。キャラクターのキラキラとした存在感と、その視界から覗ける世界観が凛々さんならではの軽やかさを伴っているのだと思います。
  • だいなしキツネさん!!わーコメントまでありがとうございます~!!
    「夏への扉」と「商人と錬金術師の門」は見ていないのですが、インターステラーはもうめちゃくちゃ参考にした映画ですね!!
    実はこの作品作っている時不思議な事があって、YouTubeでいきなり何も操作していないのにインターステラーが流れ始めたんですよ!!(またおかしな話をしだす人)びっくりして(笑)、一度見たことはあったんですが、それから2度目見て、すっごい勉強しました。あの作品は2度目のほうが感動が半端ないですね。
    他の2作品も見てみたいです~
    SF作品は映画とかすごく好きで、いざ自分で創作するとなるとめっちゃ難しい、と知った本作でしたが(^-^;、そう言ってもらえてすっごく自信になります!
    どの話でもどこかで自分らしさを出したいなと思っていて、キツネさんにちょっとでもらしさを感じてもらえていたのならとっても嬉しいです!
    素敵なご感想ありがとうございまーす(*´▽`*)
  • そうだ、リュウシンさんのお話が上がってるんだった!と今朝なぜか天啓が降りてきて参じました。月食に呼ばれている…!?

    ほおお、すごい!本当にリュウシンじーちゃんのお話だったんですねえ。未来にいったり異世界にいったり、とんでもない人生を歩んでおられる。キツネさんもおっしゃっている「夏への扉」を彷彿とさせます(めちゃくちゃ有名なSF作品です。私もこれくらいしか読んだことないのですけど笑)

    直接じーちゃんの話ではなく、その孫(やっぱり今でも孫とよびたい)であるただの高校生を主人公に据えたお話に仕立てたところが凛々さんの一番すごいところだと思います。完全な変化球。ゆえに予想ができなくて夢中になれたんだと思います(((o(*゚▽゚*)o)))無力な自分に悩むりっきーとどこまでも爆走するミクちゃんのコンビがやっぱり好き!

    お話の補足としてとってもよい記事だと思います!ありがとうございました〜!
  • ぶんさん!コメントまでありがとうございまーす!!
    あともう少しで月食ですね、ふふふ…

    そうです、隠れ主役といっていい彼のオハナシでした。
    SFは結構好きで映画とかはよく見てるんですが、「夏への扉」は触れたことないんですよね~近いうちに見てみたいと思います!
    リュウシンの補足がどえらく多くて補足といっていいのか謎過ぎますが、ありがとうございます!本来は本編に入れてもいいんだろうと思うのですが、力量のせいか入れる事ができませんでした(笑)
    この辺の影なる話って小説に入れるのいつも迷ってしまうんですよね^^;あえて外したほうがいいのでは…とか色々。また勉強しながら長編書いていきたいなーと思っています。
    私の長編はふと思うとどの作品もふつーの男の子が主人公ですね。
    たぶんそういう子が健気にがんばる話がメンズが好きなんだと思います(笑)
    そこでとびっきりなヒロイン登場!というのがだいたいお決まりになりつつありますw
    お褒めいただきありがとうございます~(*^^*)
    励みになります~(*^^*)
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