皆様お盆はいかがお過ごしですか。
私の近況報告は「庵野秀明展」へ行ってきました。
全然小説と関係ないのですが、書きます。ご興味ある方はぜひ読んでください…!
いやーめちゃくちゃ良かったです。
山口県立美術館で行われているのですが、庵野さんの過去、現在、未来、と順に展示物が飾られており、とっても貴重なものをたっくさん見る事ができました。
庵野さんのプロフを軽くご紹介させていただきますと、1960年山口県宇部市生まれ。学生時代にとあるアニメ制作のイベントで注目を浴びて、「マクロス」というアニメにアニメーターとして参加、そこから初監督作品「トップをねらえ」、90年「ふしぎの海のナディア」で監督、95年には社会現象にもなった「エヴァンゲリオン」という形で、シンゴジラ、シンウルトラマン、シン仮面ライダー(2023年放映予定)と、他にも数々の作品を監督されております。
その庵野さんの過去編展示では特撮もののウルトラマン、仮面ライダー、ゴジラなどのおもちゃや被り物がたくさん展示されていて、レトロな空間を楽しむことができ、今の彼に強烈に影響を与えたものたちがわんさか迎えてくれます。ちなみに原点は「足踏みミシン」とのことで、展示会場に入った瞬間にばーんとふるーいミシンが展示されています。ミシンのねじやメカニズム、規則的な針の動きにかなり魅了されたとのことでした。
現代編では、学生時代からの絵画や8ミリビデオで撮られた自ら主演されている特撮動画のムービー、巨神兵のラフ画や絵コンテ、マクロス、セーラーウラヌスやネプチューンの変身シーン、ふしぎの海のナディア、エヴァといった、もうそりゃーすっごく多くの作品の細かな設定集やミニチュア、写真、参考資料など語りつくせない程の膨大な作品の元となるものがたんまりありました。
未来編では、彼が愛するミニチュアからなる特撮技術を後世にものこしていくため、またその技術を引き継がせるためにも現存物を残す取り組みにも真剣に先導されている様を見る事ができました。
あのようなミニチュア特撮での撮影はこれからどんどんと衰退していく撮影技術だと私も薄々は感じており、現場で働く方々にとっては本当にそれは悲しい事だと思います。このような取り組みが行われているということを知れてよかったなーと思いました。恐らくそのような主旨もありこの展示館が行われいるのかなーとか。
以前NHKでの特番で庵野さんの特集が組まれていて見たのですが、彼は天才と言われていますが、めちゃくちゃ挫折したこともあったらしく、自殺まで考えた時期もあったとか。(最初のエヴァのアニメのことで)
そこから這い上がり、長い年数をかけてついにシンエヴァを完結させたわけですが、エヴァの新劇場版の制作現場もそれはそれはもう何度も何度もシナリオを描きなおし、映像を何度も作り直したりしながら出来上がった作品だと知ってとても魅了されちゃいました。本当にその『作り方』が凄かった。
山口のお近くにお住まいの方はぜひ行ってみてください。すごく刺激もらえますよ!
大小関係なく、何かを一生懸命作り出す人って本当にすごいと思うし大好きです。この小説の世界でもそんな人たちがたっくさん集まっているからすごく楽しいです。
とまぁ、謎の推し活、庵野秀明展のオハナシでした。
私最近気が付いたけど、推し活めっちゃ好きかもしんない…