おはようございます。
桜田リコです。
小学生でもわかるネット小説の書き方
https://kakuyomu.jp/works/11054822662221042246
第十六話「ソラと星渡りの鍵」を公開しました。
今回は、15回の連載を通してカクおとヨム子が作り上げた物語、「ソラと星渡りの鍵」の全文を公開します。
「ソラと星渡りの鍵」あらすじ
学校からの帰り道、小学五年生のソラは、路地の奥で不思議な青白い光を見つけます。好奇心から近づいた瞬間、ソラは光に吸いこまれ、見たこともない異世界の森へ飛ばされてしまいます。紫色の葉をつけた巨大な木や、聞いたことのない鳥の声。知らない世界に一人きりになったソラは不安を抱えながらも、「絶対に家に帰る」と決意し、帰る方法を探し始めます。
森を歩いていたソラは、薬草を集めていた銀髪の少女ミナと出会います。事情を聞いたミナは、世界と世界の間に道を作るという宝物「星渡りの鍵」の伝説を教えます。その鍵は森の向こうにある高い塔の頂上にありますが、塔の入口は二人でなければ開けられません。一方、ミナも病気の家族を助けるため、塔の屋上にしか咲かない薬の花を必要としていました。それぞれの目的を果たすため、ソラとミナは一緒に塔へ向かうことになります。
塔にたどり着いた二人は、力を合わせて入口の扉を開きます。しかし、高いところが苦手なミナにとって、塔を登ることは簡単ではありません。怖くないと強がるミナでしたが、途中で足が止まってしまいます。そんな彼女にソラは、自分も知らない世界に来て本当はずっと怖かったと打ち明けます。それでもミナが一緒だから進めたのだと話し、今度は自分が助ける番だと手を差し出します。二人は手をつなぎ、励まし合いながら塔の頂上を目指します。
ようやく屋上へたどり着くと、ミナが探していた白い薬の花と、青白く輝く星渡りの鍵が見つかります。しかし、そのそばには巨大な鳥が巣を作っていました。武器を持たない二人は戦うのではなく、鳥の好物である赤い実を利用することを思いつきます。赤い実で鳥の注意をそらしている間に、ソラは星渡りの鍵を、ミナは薬の花を手に入れ、二人は無事に目的を果たします。
塔を降りたソラが家へ帰りたいと強く願うと、星渡りの鍵から青白い光があふれ、元の世界へ続く道が開きます。ずっと帰りたかったはずなのに、ソラはすぐには光の中へ進めません。家へ帰れる嬉しさと、ミナと別れなければならない寂しさを同時に感じていたからです。
二人は初めて出会ったときと同じように握手を交わし、互いに感謝を伝えます。そして「また会おう」と約束したソラは、星渡りの鍵を持って元の世界へ帰ります。家では母親と、楽しみにしていたカレーが待っていました。いつもの家、いつもの声、いつもの匂い。しかし異世界での冒険を経験したソラには、それまで当たり前だった日常が少し特別なものに感じられます。
一方、異世界に残ったミナも、手に入れた薬の花を大切な祖母へ届けるため、森を走っていました。遠くに見える塔を振り返り、ソラとの再会を願うミナ。二人のいる世界は再び遠く離れてしまいましたが、世界と世界をつなぐ道が本当に存在することを二人は知っています。
こうして、家へ帰りたかったソラと、家族を助けたかったミナの冒険はひとまず終わります。しかし、ソラの手元には星渡りの鍵が残されています。いつの日か再び青白い光が輝き、二人の世界をつなぐ日が訪れるかもしれない――そんな再会の予感を残して、物語は幕を閉じます。
◇◇◇
この作品では、ネット小説が大好きなカクおとヨム子が、会話をしながら小説の作り方を一から考えていきます。
主人公を作る。
お話の流れを考える。
必要な設定だけ作る。
キャラクターをしゃべらせる。
気持ちや景色を書く。
読み直して直す。
そして、最後まで完成させる。
難しい言葉はできるだけあと回し。
まずは、
「これなら自分にも書けそう!」
と思えるところから始めます。
作中では、異世界に迷いこんだ小学生・ソラの物語を、何もない状態からカクおとヨム子が少しずつ作っていきます。
目標は、すごい小説を書くことではありません。
まず一本、最後まで書くこと。
小説を書いたことがない人も。
書こうとして途中で止まってしまった人も。
ネット小説の作り方を最初から知りたい人も。
カクおたちと一緒に、一つずつ小説を作ってみませんか?