この物語を読んでくださっている皆様、いつもありがとうございます。
本日、20話「魂を殺す炎」を更新しました。
この話で「僕が神さまを殺した日」は一つの山場を越えることが出来ました。
この作品はプロローグと一話の内容から分かりますように、「どうして死ななきゃいけなかったのか」「僕の罪とは何だったのか」という二つの問いを軸に、徐々にそれらの謎と真実を明かしていく物語です。
ジャンルとしては、「思索型オカルトミステリー」にあたるかと思います。
哲学を扱うなど、一般的なミステリー作品とは少し異なる毛色を持ち、難解に映る部分もあるかもしれません。
また、登場人物のそれぞれのバックボーン、思想を重要視した結果、中には自殺肯定ともとれる論理を展開するキャラクターもいたかと思います。
この点につきまして、作者として一つだけ明確にお伝えしたいことがあります。
本作は決して、自殺という選択を容認したり、美化したりするものではありません。
むしろ、その痛みや孤独を見つめ、向き合うためにこそ描いてきたつもりです。
ここから物語は、終わりへと静かに加速していきます。
まだ描かれるべき問いがあり、語られるべき痛みがあり、明かされるべき真実があります。
全体では、計25~26話ほどを予定しております。
もしよければ、どうかこれからも、そっと物語を見守っていてください。
繰り返しになりますが、いつも読んでくださっている皆様、本当にありがとうございます。