リエミ

哲学か戯言か、つぶやきか台詞か、何なのか────平和への祈り。 ●読んだ後、広告がすぐ入らないように空欄を入れています。 少しでも心が揺れたら、是非いいねや星を押してください…

BWV.851、BWV.812-menuetに寄せて

　白狐は《びゃっこ》ではなく、《しろぎつね》と読みます。 　天界にある国の山に住んでいるオスの幼い白狐が、地上界で働いている姉に会いに行った日に、地上を冒険することになるお話です…

　初老の男が訪れたのは、見知らぬ駅。 　上りに乗るのか、下りに乗るのかは分からない。ただ、分かっていることは死を待つということ。生き方を回想し自問する男の、最期の答えを見つける物…

あなたの幸せも僕に教えて欲しい。僕もあなたもきっと幸せを編んでいる。 ワンクリックで何でも手に入る時代、編み物を趣味にして靴下から猫ベッドまで色々編む僕の独り言。 あなたの編…

基本は筆者（僕）が思ったことを書いています。

また恋人が死んだ。つきあった男が死んでしまう恋多き女の前に魔女が現れ、鏡を見せられた。学生時代の親友からの電話で、不幸を呼ぶ女は自らの恐ろしさに愕然！ ラストは鏡が女と死の連鎖の…

言葉の森で言葉を紡ぐ。思いを言葉に…

夜の砂浜で月の欠片を拾った「僕」と蘇るあの日の記憶。 クロノヒョウ 様主催『アンコール企画　第21回～第25回のお題』参加作品。 ↓企画はこちら https://kakuyom…

かたつむりが海を目指すお話

初めてプレゼントをしようとする話です。

ルカはスートのルームシェア相手で友達だった。共通点は少なかったものの、不思議と二人の気は合った。休日には一緒に買い物や食事をする程に。 他の友人達がシェアを解消したり酷い目に遭っ…

ベネチア住みの小学4年生のうち。オーロラちゃんのゴンドラによく乗る。オーロラちゃんはゴンドラ漕ぐのめっちゃ上手。

【完結】 小学生の頃に通学路で──。 不動産屋が担当していたマンションで──。 大学のキャンパスで──。 ネットのオカルト掲示板で──。 『ゆうれいにあえますよ』 その貼り紙…

思い違いに気づいた少女のほんわかストーリー。

理不尽な「通行料」を請求される親子連れを救った師匠。 彼は天使と悪魔、どちらに分類されるのか。 ＊＊＊ トレフル・ブランの物語短編。 幼い頃、師匠とともに旅をし始めたころの記憶で…

三題噺 「電気」「メトロノーム」「恐怖の脇役」 過去作 ※この度天川様が開催されておりました、勝手に【天川賞】の天川のひとひら賞をいただきました。 https://kakuy…

どこにでもいる普通のサラリーマン。 そんな彼はとある日、不幸にもサングラスにスーツの男とぶつかってしまう。 これは、そんな男2人の不思議なやりとり。

「南中レモン」の伝統はかくの如く作られる。 「偽教授檸檬杯」（きょうじゅ様自主企画　2024.5.9）参加作品 https://kakuyomu.jp/user_events…

　風の吹かない国、ターコイズに住むコハクとヒスイ。 　ある日、ヒスイはこの国に風を起こす方法を思いついたと言って、コハクを連れ出す。この国で風が吹かない理由には、残酷な事実が隠…

カクヨムでは初めまして。 とある男が魔が差したお話です。（pixivからの再掲）

歌詞をイメージして書きました。メロディーも伴奏もないです。 愛や恋だけじゃない。大切な人へおくる、わたしの生命の歌。

ごくごく普通の人生を送り続けて16年。そんな日々はいつか終わる。そう、「恋」に落ちたのだ。 相手はわからない。だけど恋に落ちたんだ。

儚げな美人、豆腐屋小町の身の周りで起こったふしぎな出来事。

目に映るものが枯れゆく季節。服も人間関係も衣替え。変わるものと変わらないもの。寂しさを含んで乾いた秋風。落ち葉がくるくると円を描いた。

春の陽気は、すぐそこまで迫っている。それは、僕の心にも

父との思い出が詰まったレストランで、クリームソーダを挟んで出会った異母姉弟。

とある初夏、僕が大好きな場所に悦子を誘い出す。 足を躍らせる悦子。 心を躍らせる僕。 大好きな場所が特別な場所に変わっていく。 車窓に映る悦子を見つめる僕。 車窓に流れる街を見つ…

この大学時代にした恋の苦い思い出が、いまでも心の傷になっているけど、良くも悪くも僕がいまの僕である理由になっている。 それで誰からも捨て置かれたあの過去を、僕は時々振り返るのだ。

大学生活に孤独を感じていた土本は、ふとしたきっかけで古本屋で買った小説に没頭し始める。手に取った一冊が、ホラー小説『臆病者の首』。だが、その本には不気味な鉛筆の印があり、土本は文…

　僕の名前は、"夏の駅員" 　ふざけているとかじゃなくて、本当にそういう名前なんだ 　僕の仕事は、夏に死んでしまった人を彼岸まで送り届ける事 　僕は、生前に自殺してしまった…

僕 会社三年目の新入社員。ある春の始め、唐突に一匹の仔猫と出会う。 薬局勤めの女性 たまたま雨降りのなか歩いている猫連れの青年を見て傘を貸してしまう。

あえて数字しか書いていないので、あなたの気まぐれで物語を開いてくださいませ。 ショートショート集。感想等嬉しいです。 小説の練習用です。……が、手は抜いておりません！ 思いつきで…

「今からキミを、この部屋に軟禁する！」 五十嵐紫鶴の守護霊であるユカリは、ある日突然、そう宣言した。窓も玄関も不思議な力によって開けられなくなっており、スマホも使えない。こうして…

家族身内が集まり、和やかに過ごす秋晴れの休日。菊花展を見に訪れたお寺で起こった事件はその後、一家のミココロが試される事態に！…衝撃の問題作 !!

真夏の日、僕は上野公園で本を読んでいた。そこに少女が現れた。

石はむやみに持ち帰ってはいけない、と教わりました。 どこに連れていかれるか……分かりませんよ？

天才外科医は悩んでいた。完璧な手術、術後の処置も万全。患者は回復したはずなのに、なぜか検査で異常な数値が出てしまう。一方で、看護師が測る時は正常な値が出ると言うが……？

夏休みの終わり、女子高生の由香は、退屈な日常の中で不思議な少年と出会う。川遊びやお祭り、花火など、二人はお盆の期間を共に過ごし、次第に友情を深めていく。しかし、楽しい時間が過ぎる…

新春初夢用小説です。2019年12月に執筆しました。 ※小説家になろうでも公開しています。 ※絵本化を希望します。

ある日、10人の男女が目を覚ますと、見知らぬ場所に閉じ込められていた。彼らの耳には奇妙な装置が取り付けられており、外の音が一切聞こえない。突然、部屋の中央にあるスクリーンが点灯し…

纏わりつく空気に、世界と自分の境界が分からなくなっていく、沈みがちな夜の部屋。 そんなときは、少しだけ風を感じてみよう。 ＊＊＊ いただいたお題「洗濯機×曖昧」から着想を得…

犬のおまわりさんのもとに、龍が落とし物を尋ねにやって来た。鱗が一枚抜け落ちてしまったのだと言う。届けられていた鱗を、犬は手渡そうとした。が、やけに大人しい龍に疑問を抱いて――？

とある夏の日の、ちょっとした話。 空想は、ありふれた日常の中に。 『辛いなら、逃げていいんだ』

　夏の夕暮れ。僕は君を乗せて、海岸通りを自転車で走る。君の手が、僕の胴をぎゅうっと抱いている。薄く雲の広がる空と、穏やかに波打つ海は朱に染まって。君との思い出が、溢れて止まらない。