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代表作

ふと、何気なく思った……。

私の代表作って何かな? と。
あなたらしい作品を何か紹介して、と言われたら、何を推奨するだろう?

サイトで作品を公開していた時、多分、私の代表作は【エーデムリング物語】か【銀のムテ人】だったような気がする。
エーデムは最初に公開して、それで、サイトの名前を広げた作品でもあるし、コツコツ長い時間をかけて読まれていたと思う。
銀ムテのほうは、なんだかついで作品だったのに、妙にアクセスが増えて、それで続編を書いているうちに大長編になってしまい、読み手に代表作に押し上げてもらったようなものだ。
おそらく、最初の【初夜】というタイトルが妖しくて、かつ、内容が女性好みだったからかな? と思う。当時のネット小説を読む層に合致していたんじゃないかな?

カクヨムでは、がらりと傾向が違う。
当時人気だったはずの作品もさほどアクセスがなかったり、ほんの小作だった【鈴鳴り姫と銀の騎士】が、アクセス数でも星の数でもレビュー数でもダントツだったりする。
一番最初に公開した……ってのもあるんだろうか?
おそらくPVの大半は、ちょうど夏休みに入る頃で「二人の魔女」というワードが検索に引っかかったからなんだろう、と推測するも、それでも各エピソードのPV数からしても、一番受け入れられている作品であることは間違いない。

おそらく、何かあなたの作品が読みたい! と言われたら、今は【鈴鳴り姫と銀の騎士】をおすすめするだろう。
ファンタジーは読み手を選ぶ。
ネット小説では異世界や転生などが主流かも知れないが、広い目で見れば、読者層が限られている小さな世界なのだと思っている。
ファンタジー慣れしていないと、エーデムや銀ムテは一般人には読めないのだ。

だが、鈴鳴り姫が私の代表作か? と言われれば、やはり、それは違うだろうな、と思う。
まぁ、私の一部ではあるけれど、私らしい作品といえば、やはり、エーデムだろうな、と思うのだ。
ビートルズで例えれば、「レット・イット・ビー」や「ヘイ・ジュード」がすぐに浮かぶけれど「イエスタディ」は美しい小作品だ。鈴鳴り姫は、そんな感じかな?

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