来月、5月4日の文学フリマ東京42まで、1カ月を切りました。出店準備にかからなければならないのですが、なんとなく、気が重いのです。
文学フリマが、東京ビッグサイトで開催されるようになって、1年がたちました。会場が大きくなり、来場者も増え、出店者も増え、入場料1000円がかかるようになり、文学フリマが大きく変わってきたように思います。握手会とか、サイン会の事前予約など、以前はなかったものが出てきました。読者と話ができるのは嬉しいし、私の本を気に入って買って下さる方がいる!のは感激です。でも、握手…作家と握手することって意味ありますか?そもそも、私なんかと握手したい人なんかいるのだろうか?
それでも多くの読者に自分の本を読んでもらいたいから、出店します。そして、売れないと素直にがっかりして悲しいので、色々、販促の努力をします。なんか、違和感を感じながら。
自分の書きたいものを書いてきました。売れるだろう本ではなく。
売れなくても、自分に誠実に書いてきた、面白い本を書いてきた、結果はどうあれ、それだけで満足すべきなのでしょう。
今年2月にダン・シモンズが亡くなりました。彼の本、『ハイペリオン』は傑作で大好きです。決して読みやすい本ではないのですが。(あんな分厚い本!)
ベストセラー作家で多作で、私も彼の本、全部を読んではいません。ただ、彼が、本当に好きなものを書いていたのは、わかるんです。キーツとかシェークスピアとか、ギリシア神話とかへのこだわりがー作家になる前は英語の先生でした。
書きたいものをたくさん書いて逝った作家。自分もそうでありたいと思っています。文フリ終わったら、もう一度、ハイペリオンを読もうかな。
RIPダン・シモンズ。数々の素晴らしい物語をありがとう。
さあ、元気を出して、文学フリマの準備を始めよう。