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雑記:九里香

 隣のお家の庭に植わっている、金木犀の香りが微かに部屋に流れ込んできて秋の気配を知るのが、僕の生活サイクルに入り込んで久しい。ほのかな幸せを感じる匂いで、癒やされている。

 九里香(きゅうりこう)。木犀の別の呼び名だそうで、九里先まで香りが届くということからそう表すようです。なんとなく麗しい呼び方でこちらもすき。

 白い花の銀木犀もそうだけれど、秋口に咲く金木犀の香気がやはり印象深い。

 乾燥してちょっと冷たくなりかけの空気に混じって、甘くてホッとするような香りが、オレンジ色の小さい花から微かに漂ってくるのがとても好きなのだ。花数は多いけれどあんなに小さな花なのに、夜に強く匂い存在感がたしかにある。

 あ、そうそう。シャドウミストレス優子さん、お誕生日おめでとう。

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