今日「永遠の準備」という小説を投稿しました。
人類の滅亡を題材にしていて、おもな登場人物は6人。
連載ですが、お話自体は1話完結です。
もともとのタイトルは「eternity」でしたが、投稿にあたり、変更しています。
10年以上前に書いた話です。
そのころ、「エンド・オブ・ザ・ワールド」というオーストラリアのテレビ映画を見たんですよ。
見た人ならわかると思うのですが、あれは本当に絶望感がえげつない。
「渚にて」のリメイクで、1ミリも救いのない、とても悲しい映画でした。
その映画を見てしばらく落ち込んだあと、「私だったら人類の滅亡をどう書くかな」と思ったのが、執筆のきっかけです。
群像劇を書いてみたかったので、この話には複数の登場人物がいます。
当時は「これで小説は最後にしよう」と思っていました。
気まぐれに掌編を書く程度で、もう長いお話を書く気力がなかったのでしょう。
今も長い話を書く気力・体力はあまりないけど……。
激務のなか、スマホでぽちぽち書いていたのを思い出します。
結局その後も、気まぐれに掌編を書く日々です。
当時は、自分が「文章を書く仕事」につくとは夢にも思っていませんでした。
毎日9時から23時まで、へとへとになるまで働いていました。
そういう日々のなかでも、書くのが癒しであり救いだったように思います。
「もう筆は折ろう」と思っていたのに、そのあと文章を書く仕事をするようになるなんて。
この小説は約50000字なんですが、今は仕事内容によっては、1日に10000字~以上書きます。
当時は10000字って、とてつもなく長いと思っていたのに……。
人生とはわからないものです。