最初の構想は、ハロウィンのコスプレを準備する途中で、戦国時代の兜の「鍬形」とクワガタムシを取り違えて起きるハプニング──というものでした。ただ、展開を考えてみてもあまり面白くならず、ボツに。
そこで「クワガタ=特撮ヒーローのマスク」に発想を変えました。クリーニング屋はバイクを使って営業する商売だという点に着目して、そこへ「変身」を合わせてみることに。──深夜にバイクで変身を叫ぶ配達員、という画ができました。
「洗濯」は、拙作の世界観(働くアンドロイドたちの近未来)のクリーニング店に。「ハロウィン」は、彼女にコスプレをさせる口実に。真面目な機械が人間のオタク文化に振り回される話が好きで、今回もそういう話になりました。
構想は自分で、文章はAIを使い、推敲を七回重ねました。
前作「電波系電子レンジ」と同じ世界の、別の店の物語です。楽しい企画をありがとうございます。