三月のうさぎ

一度掴んだその手は離れることのない〈想い〉のカタチ。 想うだけでは始まらない。秘密のままじゃ始まらない。 そんな恋の物語。

何をするにも無気力な少年八千代颯。ある日家の前で家出少女を拾う。 これは無気力な少年とそれを一生懸命お世話する幼女の話。 「おかえりなさい、颯さん。ご飯にしますか、お風呂にします…

一度目に目を開いた時、世界は青かった。 二度目に目を開いた時、世界は赤かった。 三度目に目を開いた時、世界は… 三度目に目を開いた彼女がなにを見てなにを感じたのかを知るものは…