出来たら良いなぁ〜と思ってましたが、無事に完走できました。わーい。
今回も悩んだり没ったり色々とありましたので、ざっくりメモ代わりの各話覚書＆ネタ話でも（一部ツイッターで言ったりしましたが）。
◆◇◆◇
１.本屋
最初が一番悩んだ気がします。それまで長編シコシコ書いてたので、短編脳になってなかったのが一番大きい理由な気がする。
２つ目のお題も難しくて思いつかなかったら、店主が出したお話って体で、あわよくば短編連作化しようと思ってました。なお、コメント頂いてた店主は私もお気に入りです。こういう胡散臭い癖に筋がある人間は好きです。
ちなみに他に思いついてたネタだと
・特調室の日常ネタ（先輩と僕が本屋で会って、お互いのラインナップとかをひたすら話すだけ。ヤマもオチも思いつかなったので没）。
・日願の二人で、貸本屋が持ってきた大昔に自分が書いた本に悶える桜ちゃんの話とかありました。黒歴史って誰にでもあるよねって可哀想になってやめました。あと長くなりそうだったし。
２.ぬいぐるみ
見た途端に思い浮かんだというか、持ってたネタがあるので使いました。ホラーネタは気がついたら色んな人に聞いたりしてます（そして「機会があれば使って良いですか」って聞く）。
今回はほぼほぼ実話。ちなみに件のぬいぐるみ、本当はぬいぐるみっていうよりもうちょいリアルな人形だったんですが、なぜかこの話書いた後に家人に聞いても誰も覚えていませんでした。なぜ……？
３.ぐちゃぐちゃ
シンプルにぐちゃぐちゃにしてみた話です。
あとどこかで777字にはしたかったので、頑張って詰め込んでみました。
他に考えてたネタだと、幼少期に祖父が絵を手直ししてくれたけどクレヨンを上からぐちゃぐちゃと重ねすぎたせいでなんかやたら重厚な画風になったネタとか（実話ネタが被る&人によっては後味悪いので没）。
あとは日願ネタで、斬り口ぐちゃぐちゃの死体の下手人に疑われた曼珠が「僕ここまで汚くしませんけど？！」みたいに的外れなとこで怒るネタとか（長くなりそうなので没）。
ちなみに「ぐちゃぐちゃさん」は特調室でやると「次、奈良行くからな」って先輩が言うところから始まるんだろうなとかニヤニヤしてました。
４.深夜の散歩で起きた出来事
実際に聞いたネタがちょっと混じってます。
特徴室で使いたいネタだったんですが、これだけだとインパクトに欠けるのでネタ帳に書くだけでずっと書けなかったものを今回の短編で出してみました。
普段の呼ばれ方や一人称が変わると、それだけで随分と印象が変わるなーとか思って楽しんでました。
５.筋肉
なんでこうなったのか私にもわかりません。昨年の「肝試しに笑いは〜」といい、私は夜の学校という舞台をギャグにしないと気が済まない呪いにでもかかっているのかもしれません（真顔）。頭空っぽにして馬鹿に馬鹿させることだけに注力して書きました。楽しかったです。
なお、最初は情報絞って「忍び込んだ学生達が夜の学校で警備員に追いかけられ、筋肉を総動員して逃げてるけど、実は人体模型と骨格標本だった」という話にしようと思ってたけど、似たような叙述トリックは昨年やったなと思い、1行目からギャグに振り切りました。
来年も夜の学校でなんか馬鹿騒ぎしてる話を書いてたら察してやってください。
６.アンラッキーセブン
頂いたコメントで驚かれてたりしましたが、実は私も自分で「お前青春もんとか書くんかい……」って驚いてました。やれば出来るもんですね。スポーツもの、読むのは好きなんですけど自分では書いたことないので楽しかったです。
野球は一時期毎日のように見てたので一応ルールは理解してると思うんですが、変なところあったら怖いなとビクビクしてました。
ネタを纏めるのに時間がかかったので、唯一お題発表の次の日になったのが悔しい。
あと、バッテリーの彼らに名前つけようかなと思ったけど、短編で名前つけてもドラマをしっかり書ききれなくて逆に薄くなりそうだからやめました。なのであれは、名もなきどこかの球児の物語、ということで一つよろしくお願いします。
７.いいわけ
「言い訳」「良いわけ」「言い訳」「良いわ、毛」「良い理由（わけ）」くらいが思いつきました。「良いわ、毛」とか書いてみても面白そうだったんですが、ギャクになりそうだし、ギャグは私の中で書くカロリー量が高いので止めました。代わりに「言い訳」と「良いわけ（ない）」「良い理由」＋一度はやってみたかった、憧れのお題全部載せをしてみるなど……。
最初は言い訳と理由づけの違いは何かっていうのをハラスメントに悩む女子社員視点で延々書こうと思ってましたが（一応最後はちょっとスッキリさせる予定だった）、あまりにも序盤から中盤が重いなと思って1000字くらい書いた時点で我に返って止めました。今考えると止めて正解だったと思います。物語の中でくらい幸せにカクヨムしたいですしね（別に私自身がそういうの読みたくない、とかいう話ではないですが）。
◆◇◆◇
なんだかんだ、終わってみると楽しかったので来年も参加出来たら良いなぁ……なんて思っています。