前回から続いてイケメンコンテストの話題を引っ張っております（笑）。
拙作は残念ながら受賞とはなりませんが、何とも光栄なことに最終選考作品に選ばれていたようです。
さて、この作品。以前にもチラと話しましたが、実のところコンテスト用に書いたものではありません。
今回はせっかくなのでその成り立ちなどを少しお話しできたらなと思っております。
数年前に、創作仲間である秋待諷月(@akimachi_f)様と「バディもので何か話を作りたい！」ということでキャラ造形から盛り上がり、二人でストーリーの骨子などを練り上げました。
創作における作業のどこをやった者が作者となるかの定義は非常に曖昧でセンシティブだと思うのですが、ネタ出しやキャラデザイン・構成に校正。そして何よりモチベーションやいつも無意識のうちにある自分の中での妥協ラインなど、全てが一人では到底ここまでのレベルにはならなかったと思っています。
応募の際にも本来なら新アカウントを立ち上げて応募するべきでは……と悩んだくらいでした（規約的にそれは違反となるので不可能でしたが）。ただ、この二人の作品がどこまでいけるのかをどうしても見てみたいという思いと、作品自体の実執筆を私が手がけたことから、秋待さんのご厚意に甘えて私の名前で応募しました。
作品クレジットで書くだけではどうしても我慢ができなかったので、今回成り立ちということでお話しさせて頂きました。
今回の結果を受けて一番思ったのは、作品は一人だけでは作られるものではないのかもしれないということです。
今まで自分が触れた世界、影響を受けた人物、インスピレーションを受けた作品。そしてそれらを議論したり共有して自分の中に落とし込む時、相手になってくれた人。
そして何より「楽しかった！」と声をかけて応援してくださる方。
そういった、自分の中でのプラスの中を目一杯だせた作品がこの話だと思っております。
応援してくださった方々、コメントくださった方、くだらん愚痴やネタ話に付き合ってくださる方。
重ねてになりますが、本当にありがとうございました。
今後も彼らの物語は続きます。
少し時間はかかるかもしれませんが、また再会できた時にはページを繰ってくださると幸いです。
透峰
追記
BMBのイラストなどをpixivに公開しております。アカウント管理や作品製作を秋待さんにして頂いておりますので、こちらも是非とも見て頂くと我々が飛び上がって喜びます(笑)。
今回の結果を受けて秋待さんが描いてくださった新規イラストもあります。
https://www.pixiv.net/users/63149153