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子供の魅力は可愛さより得体の知れなさ

前から言ってるように私あんまりにも幼い子供主人公5~12歳くらいの話って読むのも書くのも苦手であんま好きじゃないんですが……。


まあただ「子供」というのは「大人の考えを持ってない」という点では、興味深い「題材」ではあります。まあ子供を「題材としては興味深い」と言っちゃってる時点で全く純粋な愛情とか庇護心とかとは違うと分かってるんですけど、まあ私が子供に対して優しくなれる最大の要素っつったら「題材として彼らは興味深い」と思うことでしかないので、まあ優しくなれるならなんでもいいかと割り切ってるんですが……。

まあもうここまで言う時点で子供の話が苦手というかもう若干嫌い入ってるの分かりますよね。

私にとって子供の話ってもうそれだけで「子供の話か……そうねぇ……」と重苦しくなるものなんですが、

まあでも海外ドラマの捜査ものにおいてやはり子供のエピソードって当然ですけど出て来るんですよ。
子供にまつわる色んな社会問題ってありますからね。
どうしてもテーマにはなって来ます。


私も何でもかんでも嫌いなわけじゃなく、特に嫌いなのが「子供可愛い」それだけのもの。

いや違うんですよ。そういうのを書きたい、そういうことに価値がある、そういうのは分かるんです理屈として。

ただ読んだ時にそれだけ書かれても「はあ そうですか」しかないんですよ。

大したことないんですよね。

まあ大したことあるように書けるのがそういう場合技術かなとは思いますが、まあ私が読めるのはやっぱり「子供の無軌道性を、ドラマに上手く組み込んでる」エピソードです。

無軌道なんですよ。

読めない弾道なんですあいつらは。

しかしその読めない弾道ぶりを、なんとも言えないエピソードにして、読ませてもらうと、子供ならではの話だな~~~~✨などと思えると、やっぱり子供って面白いな、興味深いなとは思いますね。

子供が傷つけられる話とか嫌いなんですが、
でも正直なんでも結構傷つくのが子供でもありますしね。

大人が大したことないと思ったことでも死ぬほど傷ついたりする。

大人なら「大人なんだから簡単に傷つくな」とか言えるんですが、子供の場合そうも言えんし。

しかしながら海外ドラマなどでずっと色々な子供のエピソードを見てる限り、子供はやはり大人の理論で動いてなくて、彼らが集まった時に、彼らだけのルールとか、「大切なもの」を決めると、大人が到底出来ないような強さで、それを守り抜いたりすることもあるって、そういうのが不思議な部分です。

私が今日見た海外ドラマでは、施設育ちの子供たちが施設の閉鎖と共に離れ離れになってしまうんですがその時に特に仲の良かった何人かだけが「この先大人になって、本当に困ったことがあったら、新聞に暗号で広告を出そう。そうしたらその時何をしてても、何があっても、集まれる体がある限りは集まって助け合おう」っていう約束をするんですね。


まあそれは広告にSOSがある時出て、それを見たかつての子供たちが集まって来るって話だったのですが……。


何年も連絡取ってなくて、その海外ドラマは現代というにはちょっと古い時代なので、個人の携帯とかもほぼないんですよね。多分お互いの消息とかすら分からないけど、新聞に公告が出たら集まる場所は決まってたのでそこに集まって来るんですが、


それを見た時に「おお こいつら普段からつるんでるわけでもねえのに よく幼稚園くらいの絆だけ(まあ、正確にはそれだけではないのだけれど)で集まってくんな」と感動しながらも、


不思議な既視感を覚えたのです。


どこかでこの感じを見たような……?


💡 ( ゚д゚)ハッ!



――そうなんですよね!!



孫策と周瑜なんですよこの感じ!!!

あいつら子供の頃に会ってるけど、別にずーーーーーーーーっと一緒にそれからいたわけじゃないんですよ。

孫策は結構堅パパに連れられて若い頃から戦場に行ってたようなので、そういう所には周瑜無関係なので、実は現代でいう「幼稚園は一緒でとても仲良かったけど、小・中・高は別だし全く連絡取ってなかったけど大学で再会」みたいな関係に近いんですよ。

うちの孫策と周瑜は少年時代に「いつか俺達だけの軍を作ろう」って約束して別れてます。

史実の周瑜は何故か、孫策が袁術から独立して正直お尋ね者的な状況になってる時に「会いに来たよ 一緒に行こう」と不思議なタイミングで彼に合流をしています。
しかも兵も率いてそのまま孫策の指揮下に入ってるので、明らかに孫策の独立の力になる為の動きで合流してると言っていいのです。

彼らに何か、上記のような「俺が独立した時は絶対にお前も駆けつけるんだぞ」というような少年時代の約束があったのでしょうか?

あったとしても周瑜は、今よりも更に連絡不自由で、遠く離れた他人がどうなってるかも分からない時期に、「少年時代の約束」などという不確かで曖昧で、無責任で無奔放なものを信じて揺らがなかったのでしょうか?

上記の少年たちは、実は同じ施設で虐待されていて、苦しみを共にしていたという共通点がありました。同じ苦しみを味わい、支え合っていたのです。

だから兄弟のような共感があって、長い間彼らだけの約束が守られたのかなと。



しかし孫策と周瑜は、ちょっと立場が違います。


年齢は同じものの、名門と成り上がり。
気が合ったにせよ、離れてからは父親の許で武官としての経験を積んだ孫策、
周瑜は恐らく周家にいて、その才能から多くを期待されて、様々な政に関わる経験を積んでいたと思われ、むしろ周瑜ってなるなら軍師というより政治家の方がお家としては相応しいんですよね。

だけど呉軍としては軍師よりになっていることから、軍師関係の勉学は、やはり別とか独学とかでこなしてたってことなのです。


名門出身なのに、周瑜にはそういった名声や地位、立場を失うことに対しての恐れの無さのようなものがあって、
孫策は多分、ずっと父の側で、孫堅が死ぬまで父から学べることがあったんだろうけど、周瑜がすっごい不思議なんですよね。

まあ私はそれを「孫堅を孫策と同じように、父のように慕った。父と兄が留守の間、勉学を怠らず留守を守っていただけで、いずれ彼らと出陣しようと思っていた」から、頑張ったりあのタイミングで合流出来たんじゃないかなとはなんとか思っていますが、

やっぱり周公瑾は非常に興味深い人です。

でもそのあたりやっぱり「孫策と周瑜が子供時代に会ってる」っていうのはポイントなのかもしれない。

大学でいきなり気が合って、そのまま人生の友になる人も勿論いますが……。



時折いますね。

こういう、少年時代の約束をずーーーーーーーーーーっと覚えて守ってる子供が。



彼らは大人が驚くような些細な事でも、彼らの感性で「何より大切だ」と思ったら、正しくても正しくなくても、それを信奉したり大切にしたりします。


ああいう子供の無軌道な勇敢さを見せつけられると、

やはり「子供っぽくなくて(ある意味子供らしいんだが)」なんか見てて面白いし、いいなあと思うのですよね。


どちらかというと子供っぽくない子供の話は読めますな😊


子供がひたすら子供で可愛いな~~~~っていうだけの話はすっごい苦手。
読んでも感想多分全く出て来ない……。


元々子供の話が嫌いなので、そんな私が「おお、ここの子供いいね!!✨」みたいに思わせてくれる話とかドラマに会うと、逆にものすごく好感度爆上がりしますな


嫌いなものを素敵に見せてくれるなんて最高の技術です


ずーーーーーーっと子供主人公で行く話が苦手なんですよ。

子供が大人になって行くような話の子供は全然問題ないです 自然ですからな



私が今日見たドラマも、子供時代の約束を大人になった彼らが守る話だったからすごく良かったです



「この中の誰かが本当に困った時は、その時に何をしててもどんな場所にいても、あの場所で集まって助け合おう」



……絶対孫策と周瑜もこういう約束してたな😊✨

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