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ライナーノート/『非幸福者同盟』第242節「過去編――二〇〇一年~二つのアスミ」を更新しました。

 相羽です。

 「歴史建造物擬人化×能力バトル×幼馴染」な小説『非幸福者同盟』。

 昨日、第242節「過去編――二〇〇一年~二つのアスミ」を更新しておりました。

 よろしくです。↓


https://kakuyomu.jp/works/4852201425154879447/episodes/1177354054882637243


 7000字ほどで「過去編」山場の箇所ですね。

 軽くライナーノート的なお話も。

 東日本大震災以降の文脈で宮城県は仙台からお送りしてるという色彩が強い本作なのですが。

 「橋姫」に関する要素は、現実の宮城県仙台は広瀬川の広瀬橋にまつわる「橋姫伝説」を元に、僕が本作用にアレンジしたものです。

 劇中の表現では「S市」の「一級河川」という呼び方でここまで誤魔化してきましたが、ここまで辿り着いたので「広瀬川」が元ネタで、「空瀬アスミ」の「空瀬」は「広瀬」から連想されるように取っていたというのを解禁。

 名称まで出なくても劇中で広瀬橋(空瀬橋)は既に何回か出ていて、アスミの戦う動機を描いた大事な箇所である第94節「街灯りのように」で、アスミが橋の上に並んでいる街灯に「街灯り」を見つけるシーンも、場所は広瀬橋だったりなのですね。

 「広瀬」川の名を冠する人物がヒロイン(ポジション)ということで、構想時点から、けっこうな程度で仙台出身は荒木飛呂彦先生の『ジョジョの奇妙な冒険』のオマージュ要素も強かったんだなという感じです。「S市」とか、隠す気もなくもろに劇中で言葉として使っていましたが、テーマも第四部(日常)と第八部(二重/多重存在)と近い感じです。

 「仙台」を舞台にした作品で想像力を広げていくと、どうしてもこういうテーマに辿り着くのですよね……。(ライナーノートここまで)

 続きは、毎週土曜日に一節ずつ更新予定です。

 次回、3月4日(土)に第243節「母の真相」も更新ですので、読みにきて頂けたら喜びます!

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