どうもです、一番好きな香りはシトラスやゆずなどの柑橘系で、その次に好きなのはベリー系です。
カミヤマコトです。
先日、横溝正史ミステリ&ホラー大賞に応募した
『溺るるは慟哭のヴィクティム』
https://kakuyomu.jp/works/16818093080212991262が無事完結&応募完了し、締切に間に合わせる為にちょっと無茶した反動でぐでぐでになっております。
締切直前は上げるし下げるし脳が痛いし蕁麻疹で痒いし頭皮が乾燥でボロボロになったりしており、精神的にもかなりアレな状態でしたが、一週間近く経った今はだいぶ落ち着いて来ました。
あと歯が痛かったのを「歯医者に行く暇なんて無い」と痛み止め飲んで無視しておりましたが、体調が落ち着いてくると歯茎の腫れが治まったせいかだいぶ痛くなくなりました。
でも詰め物取れてる部分もあるし穴が開いてる歯もあるので、歯医者行った方がいいんだろうなとは思いつつ、ちょっと身体が怠いのでまだ行けていません。いやあ面倒で。歯医者、家から歩いて30秒のところにあるんですけれどねwww
気力が戻ったら行こうと思います、はい。
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その『溺るるは慟哭のヴィクティム』始め、他作品にも★や素敵レビュー、応援など頂いております。
本当に感謝感謝です!
賞そのものには関係無いとはいえ、やはり貰えると気分上がりますね。結果の発表があるまでは忘れた振りしながら内心不安を抱えて過ごす訳ですが、読んで下さったり★とか貰えたりすると、やはり作品に自信が持てます。一気読みして下さった方なんかもいたり。
本当に皆様、ありがとうございます。
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後書きというか、ちょこっと作品についてなど。
本来、『溺るるは慟哭のヴィクティム』は「和装病弱ヒロインが主人公に溺愛される話」というコンセプトで考え始めました。
なので「溺るる」には色々な意味が含まれていますが、その中に「溺愛」も入っていたりします。
それで前から因習村物を書いてみたいなあと思っていたので、そのへんを合体させました。
いつものシリーズで考えて、でも現代で因習村だとちょっと雰囲気出し辛いなあと思い、部隊を昭和にしたという感じです。
当初は横溝に出すつもりは無く、むしろなろうの方でネット小説大賞に突っ込むつもりで考えていました。
でも構想を練っている内に、「あれこれ横溝いけるんでは?」みたいになって、そちらにシフトしていった感じです。
元々自分はあまりガチのホラーを書いた事が無く、ホラーカテゴリに出していても「あやかし退治だからホラー」「デスゲームだからホラー」「グロだからホラー」みたいなのしか書いていませんでした。
何故かというと、自分はホラー書けないと思っていたからです。
読むのは好きで色んなホラー読んでいましたが、あまり怖いのを自分で書ける気がしなかったので今迄書いていませんでした。
でもふと、書いてみてもいいのでは、と思ったのです。特に横溝賞は『ミステリ&ホラー』ですので、謎解きとか人怖とかのサスペンス要素も入れたら問題無いと思った訳でして。
なので色々盛り込んで、好きな物全部詰めてやろうともりもり考えました。
それで出来たのがあの作品です。自分なりに色々追求して、自分なりのミステリ&ホラーが出来た次第です。
怖いかどうかはあまり分かりません。でも怖いとか気持ち悪いとか嫌な感じがするとか、そういうものは色々入れてみました。
長編なのでひたすら怖いだけではなく、緩急が欲しかったので、主人公とヒロインの心情であるとか狸であるとか、ちょっとほっとしたりコミカルだったりな場面も入れたり。感動とかも入れてみたり。
あと一番は飯テロですかね。でもあれらも伏線と言えば伏線なんですよね。
ちなみに伏線はちらちらと入れてあるのですが、あまりヒントを出し過ぎるのが嫌いなので、明確に何個かヒントで入れた物以外は、あまり分からない程度にしています。
分かった後からとか二回目とか読むと、「ああ、あの台詞はこれを示していたのか」という程度の。
これをミステリ要素と呼べるのかどうかは……本格的な物を書かれる方からすれば鼻で笑われるようなものかもですが、まあ自分なりに、そういう感じで。
それから一番苦労したのが、地の文というか、「昭和」感ですね。
まず名詞以外のカタカナは出来るだけ使わないようにしました。雰囲気作りですね。テンションとかバランスとかアイデアとか、そういうのは一切使っていません。それでも堅くなりすぎない程度の調節をしました。
名詞も必要以上にはカタカナを使わないよう考えてみたり。でもしすぎると変な凝り過ぎた物になりかねないので、そのへん加減が難しかったです。
それから小物とか服装ですね。リアリティを出しつつ、これもあまり行き過ぎると駄目なので。
あと言葉については、主人公とヒロイン一家以外は方言を使うのですが、それも方言がキツすぎると読んでいて分からないと思うので、ニュアンスで分かるよう塩梅に苦労しました。
少し差別用語的なものも出てきますが、まあ時代を考えれば使った方が自然だろうと。
そういうのに気を付けていたら、一話一話書くのにとんでもなく時間が掛かりました。
普通に書くのの倍ぐらいは時間掛かっています。
それに比べたら「幕間」の一人称語りの楽なこと楽なこと……!!
でももしカナメ&シズクで続編というか新しく話書いたら、また苦労するんだろうなあ……w、とぼんやり考えています。
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ちなみに『ヴィクティム』の部隊は昭和52年、西暦1977年です。
同シリーズの『アインヘリア』は2007年。
アインヘリアに登場するカラハと、ヴィクティムのカナメ、二人の師匠は同じ人です。
カナメはヴィクティムの時には25歳なので、アインヘリアの時代だと55歳ですね。
その頃迄生きているかどうかは分かりませんが、もし生きていたら少し面白そう、と思ったり。
シズクさんは18歳だったからアインヘリアの時には48歳ですね。同じ髪色・眼の色を持つナユタ君に会ったらどんな感想を持つんでしょうかね。
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だらだら書いてきましたが、さて次の目標はカクヨムコンですね。
カクヨムコンもやはりホラーで行こうと思います。
カナメ&シズクが別の場所(瀬戸内海の島とか)で活躍するのもいいのですが、やはり全く別の話も書きたいなあとか。
何せカナメさんは戦闘を避けよう避けようとする性格なので、やはりイケイケガンガンなのも書きたい所存。
どうなるかはまだ決まっておりません。お楽しみに、です。
あとカクヨムコン、短編を一本書くのは決まってるんですよね……。超絶お馬鹿なSFの予定です。お色気SF活劇、お楽しみに。
それと出来れば10月中にホラー短編を書きたいなあとかも思っております。
ネタが浮かべば投稿します。
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ふう、今回はこんな感じですかね。長々すみません。
また近い内に、です。
それではまた、んでは、ではでは!