ついに『絶対死ぬラスボス令嬢に転生しましたが、なにがなんでも生き延びてやりますわ!』が完結しました。
この作品は前回の第7回カクヨムコンテストに応募するために書き始めました。
結果は中間選考まで残りましたが、最終選考は落選。
途中から執筆スピードを落として週一の更新を続けて、約一年ちょっと書いてきました。
物語の最初からノアが元々災禍の魔女で破滅へと進む世界を救う為に別次元へと魂の欠片を転生させた設定はありました。
むしろ悲劇から始まる物語を書きたくて始めたくらいです。
最後がハッピーエンドなら途中はいくらでも曇らせるというのが癖ですね。
・キャラクターについて。
一番意外な活躍というか変化があったのはお父様ですね。
初期設定だと途中で死ぬし、ロゼリアとの絡みなんて考えていませんでした。
メフィストについては最初からこういうキャラはしぶとく生き残るんだよな〜と生存確定してましたね。
主人公メンバーでいうとキッドことケイはいきなり生えてきたキャラです。
あくまでノアに近い事情を知った使用人キャラのつもりだったのに、あれよあれよと設定を盛った結果が最終話です。
まさかここまでとは、読めなかったこの作者の目をもってしても!
・ストーリーについて。
当初の予定よりもかなり長くなり、ゾンビ編と王都奪還編は途中で増やしました。
本来の予定では大侵攻の先に邪神が復活してそこに現れたクティーラと融合する流れでした。
ただ、そうなるとロナルド周りのあれこれをクティーラが全部殺してはい終わり! だったので王都がクーデターで敵の手に落ちる必要があったんですね。ロナルドの曇らせは楽しかったです。
それと彼の父であり、血縁の兄である新ブルー公爵はロナルドに怯えてこそいましたが、嫌っていたわけではありません。
親に決められた結婚でしたが、愛した妻の子供ですので情はありました。
ただ、娘の境遇もあって手を握ってやることが出来なかったのです。
彼はロナルドからさわやかな顔で国外に行くと伝えられた時、心底ホッとしたとか。
他にストーリーでいうとお父様達の学生時代の話とかは完全に趣味ですね。
親達の中でぶっちぎりでヤバいのはお父様です。
なんでもありの殺し合いならフーガやロゼリアを圧倒しますが、その戦い方はちょっと人には見せられません。
あとは現代日本の黒崎乃亜について。
魂の一部が抜けた彼女は今までと変わらずゲーム趣味に没頭していきます。
異世界での記憶は無くなったので、人生観が大きく変わることはありません。
ただ、あるゲーム会社の社長から新作ゲームのテストプレイを急に依頼されたり、対戦ゲームのフレンドコードを交換する仲になります。
30才過ぎた辺りでなし崩し的に同棲を始めてそのままゴール手前をウロウロ……的な。
からかった時の反応が社長曰く楽しいらしい。
・今後の活動について。
しばらくは執筆途中のファンタジー小説の続きに集中します。
やっぱり連載を二つ同時にする気力と体力の維持は大変でしたので。
年末年始は体調崩してましたし、私生活が忙しくて仕事休んだりもしたからね。
最後に、ここまでノア・シュバルツの物語を書き続けれたのは読者の皆さんの応援があったからです。
感想やレビューをいただいてモチベーションを保てたので完結まで書き切れました。
本当にありがとうございます。
では引き続き私の小説をお楽しみくださいませ。