マメな人間ではないのです。
ですが、筆の遊ばせているくらいならと、ちょっとひとつ思いついたことなど。
スタンリー・キューブリックの作品はご覧になったことがあるでしょうか?
『機械じかけのオレンジ』『2001年宇宙の旅』『シャイニング』などの監督です。
かれは完璧主義で有名でした。
シャイニングでは主演の女優がもう二度と彼とは仕事をしないと語ったくらいです。あるシーンでは60回もテイクをやり直させたことなどがあるようです。
そんな人ですから神経質だろうし、自作品にもそうとうな自信があるはずです。
ですから、私はキューブリックのスタンスはこうではないかと思ってました。
「俺の作品は見ればわかる」と。
ああだこうだと監督が作品外で語るのは蛇足だと。
しかし後日、キューブリックのインタビューを見る機会がありました。
かの有名な矢追純一氏が電話でキューブリックに突撃取材をしているビデオです。
そこでキューブリックは『2001年宇宙の旅』の内容を得々と語っていました。
ラストの洋室についてスターチャイルドについて、あれはこういう意図があるんだ云々。
意外でした。うーん、自分の作品についてメチャクチャ語ってる。
実力がある人は、秘せずして作品を語るものなんだな、と思った次第です。