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チキン南蛮


なんか宇部松清さんのエッセイで発祥が気になったので調べてみた。

宮崎県延岡市内にあった洋食店「ロンドン」で昭和30年代に出されていた賄い料理の一つに、衣を付けて揚げた鶏肉を甘酢にさっと浸したタルタルソースを使用しない料理。この店で働いていた後藤さんという人が、これを大衆食堂「直ちゃん」にて売り出した説。
タルタルソースを掛けたチキン南蛮を考案し、同じくロンドンで働いていた甲斐義光さんという人が、宮崎市の「おぐら」2号店としてオープンした「洋食屋ロンドン」にて1965年(昭和40年)に販売した説。の、二つがあるらしい。

唐辛子は別名で南蛮辛子ともいうので地方によってはチキン南蛮を唐辛子を使った料理と勘違いする人も少なからずいるらしい。また、江戸の風俗習慣を考証した書物に書かれた「鴨南蛮」の説明によると「ねぎを入れる事を南蛮と言い、鴨を加える事で鴨南蛮と呼ぶ」「昔より異風なるものを南蛮と呼ぶ」らしい。元々の中国から伝わった意味合いは違うが、ポルトガルからの貿易が盛んだった頃にポルトガル商人達から伝わった文化。後のオランダとの貿易から伝わった文化なども含めて「南蛮文化」と呼んでいたらしい。当時の流行り「ハイカラな」という事だと思うから、チキン南蛮と名前を付けた人は「ハイカラなチキン」という事で付けたんじゃないかと思う。思うだけだから間違ってるかも知れないです。

よし、スッキリした。自己満足、失礼しました。

2件のコメント

  • 失礼します(⁠•⁠‿⁠•⁠)チキン南蛮は、延岡の洋食屋さんがアジの南蛮漬けを鶏肉で作ったのが始まりです。南蛮漬けの由来は地中海沿岸のエスカベシュという揚げた小魚を酢漬けにした料理法です。ですので本来は鶏南蛮漬けが日本ではきっと正しいのでしょうね(⁠•⁠‿⁠•⁠)

  • へー、そうなんですね、貴重なお話ありがとうございます。
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