「作者です。清彦過去編ですねー」
「いや、誰ですか、これ。僕、こんな人知りません」
「ねー、私も書きながら、お前は誰? ってなったよ」
「書いてる本人はしっかりして欲しいねぇ」
「はじめ、過去編は、もうちょい大人清彦が行きずりの女狐と恋に落ちたけど、祓わないとならない、みたいなビターな話にする予定だったのに、若清彦が、失礼だな純愛だよ、と暴れ始めた結果、こうなりましたよ」
「だーって純愛なもんは仕方ないよねぇ」
「やっぱ、私は真面目な男しか描けなかった。チャラ男嫌いだから。あと、清彦くんさぁ、君、自分の薄荷フレーバーを無自覚に他者に食わせるのはえっちだよ」
「そーゆーもんか?」
「わー、無自覚は嫌だね。かなり距離近いのに、一線をずーっと越えないからの、ミントフレーバーですよ。清彦くん、えろいです。しかも善斗にもミント。もう、ギルティです」
「どうするんですか、祓い屋、罪に問われてますよ」
「そもそもですね、この話、安倍晴明、陰陽師と言った言葉は出さない、なんか唱えたり、印を結んだり、そんな事はしないって決めてんのに、土御門清彦でーす、ってやって来るのやめて。ほんと清彦くん暴れん坊がすぎるよ」
「そんな事を言われてもなぁ……そもそも、安倍晴明って名前は出してないよなぁ」
「土御門と葛の葉出したら、ほぼアウトっす。だから私、五方山熊野神社にお参りして、謝ってきました。そんで、その夜、清彦くんが飛んで来るサメを切った話書いたけど」
「こいつ、反省してねぇな」