いつも『空白の少女と錆びた英雄』をお読みいただき、温かい応援を本当にありがとうございます!
本日は、物語の描写・設定の修正と、それに伴う一部表記の変更について、読者の皆様にお伝えとお詫びがございます。
すでに修正済みとなりますが、以下の2点についてお気づきになられた方もいらっしゃるかと思います。
第81話以降のβ視点から、フィーネがロミオのことを「ローラン」と混同していた描写。
第95話にて、フィーネ視点であるにもかかわらず、タイトルが「α」となっていた点。
実はこれらはミスではなく「フィーネが重度のうつ病だけでなく統合失調症も患っており、徐々に『信用できない語り手』として読者の方の認識を侵食させていく」という、遠回しな伏線・演出としての構想でした。
しかし、第二部に入り、ただでさえαとβの2視点を並走させて物語の構造が複雑化している中で、さらに視点の主観まで揺らいでしまうと「物語の全体像の把握が非常に困難になりすぎてしまう」と判断いたしました。
また、本作で描き出したいテーマやフィーネの感情の動き等は、統合失調症という追加の属性を持たせずとも現在の「重度のうつ病」という設定だけで十分に伝え切ることができる、という結論に至りました。
そのため、今回は物語の読みやすさとテーマの純度を最優先し、「フィーネが統合失調症を患っている」という構想は撤回し、なかったことにさせていただきました。
これに伴い、以下の修正を完了しております。
・第81話以降のβ視点から「ロミオとローランを混同する描写」の修正。
・第95話のタイトル表記(α→β)の修正
なお、この設定撤回によって薄れる予定だったフィーネの精神的な追い詰められ方や歪みについては「リゼに対する執着の度合いをもう一段階引き上げる」ことで作品全体の整合性と熱量を保つよう調整しております。
作品を読み込んでくださっている読者の皆様には、混乱を招いてしまい誠に申し訳ございませんでした。
これからも皆様に楽しんでいただけるよう、αルート・βルートともに全力で執筆を続けてまいりますので、引き続き見守っていただけますと幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。