言葉は安売りしたくない。作品でものを語るようになってから、自分の口からなにかを伝える事がどんどん減っていった。140字までの余白じゃなにも伝わらないし、実際に伝わることはなかった。その気持ちは変わっていない。が、それでなにを考えているか分からないひと、みたいに見られるのはちょっとマズイ気がしてこの文章を書いている。後でまた嫌になって消すかもしれない。それでも許してほしい。
小説に本腰を入れて三年くらいが経ち、気付いたことがある。どんどん文字に起こす語彙が少なくなり、どんどん文体が単純になってきている。何故そんなことになったのかを考えるが、こういうことは大抵の場合、後付けのようなもので、ほとんど無意識の元で起きていることなので説明付けるのは野暮だとも思う。
最近、人生で初めて自分のことを文章にした。ここに書いてあることではない。こんなものはただのアクセサリーのようなもので、自分を書いているとは言えない。ただ、これから作家になるなら、自分のことを書く覚悟が必要だと、そんな気がした。