一応、30話で完結です!
(最後にエピローグがあるけど、まぁ、ほぼ終わったようなもんだから)
感想をつらつらと書いてみようかなーと。
そもそも、小説と言うモノは自分にとって完全に「読むモノ」だった。
それがまた、何で書いてみたのかと言うと…
「なろう」系をたくさんネットで読んだから。…なのですよ。
いやー、楽しかったんデス「なろう」系(笑)
…で、これなら自分にも書けるかなー?と思ってしまいまして…(^皿^)
フフフ。
結果、出来上がったブツは「8回分死んで~」です。
【感想】
●楽しかった。
先ずは、これですね~。楽しかったです。
小説って、二次創作では一応作った事があったけど、完全なオリキャラでやったのは初めてだったので、キャラから始まり、世界まで全部作るのは楽しかった!
何か…自分が、神様になった気分!
神様も初心者マーク!ぺったし張って、わくわくしながら文字で積み木してた感じ。
楽しかったなァ!また、やろう…って思った。
●でも、不安がやって来る。
…作ってる方は楽しいんだけど、コレ、読んで楽しいのか…?
小説作る人に限らず、モノガタリを創る人はみんな、こう思うんじゃないかな?
自分もこう思いながら作ってた。
●作ってみて良かった点
初心者として「こうして良かったかな?」と思う点
★主人公の一人称で物語を作った点。
初心者が最も苦戦するであろう「視点」の問題をほぼ、無視できた。
主人公が見ていないものは「書かない」。
主人公が知らないものは「また聞き」。
…だいたいこの2点にだけ注意すれば、そんなに視点がぶれずに進める事ができたと思う。
★主人公を作者自身の思考回路から大きく外れた性格に設定しなかった点。
多分、いきなり「クール」で「頭の良い」キャラクターを主人公に据えていたら途中でそのキャラの性格が破綻してた気がする。
どっちかと言うと「アホで能天気だけど、発想力は悪くない」程度の知能でちょうど良かったと思う。
ナガノ君の一人称…とても書きやすかったデス。
★曲がりなりにも完成させた点
物語を奇麗にたたみ切れたか…と言われると少々疑問なんだけど、
それでも一応「終わらせる」事が出来て良かった。
「終わらせないと経験値が得られない」
「終わらせないと経験値が得られないッ!」
…を合言葉にカキカキしていたので、完成した時は
「解脱ーッ!!ニルヴァーナーァァァ!」とガチで叫んだ。
●特に書いていて楽しかったシーン
★食事シーン。
ごはんモノ。
設定してるのも、書いてるのも、すっごく楽しかった!
自分も食べてみた~い、と読者様が思える書き方が出来ればいいな。
昔、読んだ「ファンタジー小説の小さなコツ」みたいな本で
(確か、「スレイヤーズ」の神坂先生のインタビューみたいな本?
同人誌?ファンクラブ・ブック?…そこら辺だったと思う)
現実世界の人(読者)は魔法を使った事が無いから、魔法をリアルに想像させるのは難しい。
だけど、食事をしたことが無い人はいないから、食事シーンは共感を得やすい。
だから、食事シーンはいれた方がいい、
…と言うような話を読んで「確かになぁ」と思っていたので、入れられてよかった。
●逆に書きにくかったシーン
★ナガノ君が怒るシーン。
…コイツ、なかなか怒ってくれない…
明確に「怒れた」と思えたのはレイニーさんが殺されかけたシーン
…くらい、かな…?
敵であるコリカン君に対して怒りを溜めるのにとても苦労した…orz
そのため、その辺りは特に話のテンポが悪いと思う。
ただ、どうしていいかよく分からない…くそぅ…
★コリカン君、断罪シーン。
いや、美少女が超兄貴になるシーンは書きやすかったんだけど、その後。
スキルを奪った後、どうするか…の部分。
めっちゃ書きにくい上に何度も書き直した。
吹っ切れた後、新しい扉が開いちゃってからは書きやすかった。
…つまり、「葛藤」や「怒り」を描くのが苦手なのかな?
●作ってみて見えて来た課題
逆に、作り終えて、しばらくしたから見えて来た粗。
★設定の盛り込みすぎでキャラが死ぬ。
今回、約20万文字で一応完結させたんだけど「設定内容」的には80万~100万文字レベルにしちゃってたなーと思った。
つまり、このメンバーで、あと2~3章(それぞれ20万程度のボリューム)は書けちゃう気がする。
まず、主人公「昼間は男で夜は女」と言う設定は、元々、主人公を男の子で作ろうか女の子で作ろうか迷ってしまって……それならばどっちも入れるか。
……と言う軽いノリで設定してしまった。
しかしながら、コレ……「のんびり異世界を見て回る」だけなら、全然「要らない設定」な訳で……急遽、それはヤバい、と思ってプロットを組み直した。
まだあるよ。
強制《ギアス》。
これも、明らかに長編向け設定だったなーと。
2章を創るなら良いんだけど
(まさに、強制的に別の国なり町なりに行かないといけないから)
1章完結時点では完全に不要な設定と化してた。
★展開が遅い。
「キャラクターを丁寧に追加」して行ったのは良かった、と神のような読者様から感想をいただいたんだけど、設定の説明が序盤で多かったせいで、かなり、展開が遅い。
一日1話のつもりでUPしてたら、話が進まな過ぎてイライラした。(苦笑)
作ってる時は、一気に読んでたから気づかなかったよ。(^^;)
★設定が込み合っていすぎて敵が出て来るのが遅い。
これも、設定の盛り込みすぎの一つだと思う。
コリカン君に出会えるまでに何話かかってんねーーーん!!ですわ。
敵さんの能力の説明に時間がかかりすぎでクドイ!!!
もっと、こう…いっそ、味方キャラに(主人公以外の)女性を入れておいて
エピソードとして出すべきだったかも…と思った。
ただ、その場合、もっと文字数が増えた可能性もある。
★1話あたり〇文字の感覚が皆無。
初めてのオリジナル小説だったので「1話単位で話を作る」と言う感覚が全くもって無かった。
Nolaと言う小説を書くアプリを使って作った。
その際には、そのままひたすら書き続けて、10万文字を越えて1章に文字が入りきらなくなったら次に行って…と言う書き方をしていた。
そして、ネットにUPする前に5000~8000文字程度で区切ってUPしていた。
だから、1話あたりの盛り上がりに欠けたり、妙なところで切れていたり…
読み辛かったと思う。
それに、1話あたり平均7000文字も長い…のかな?
(企画で他の方の作品を見ると、もう少し短めで1話が終わっているケースが多かったから)
最終話なんか1万文字超えてる。
気合を入れないと読む気になれない。
★本来は、テンポよく進めるなら、この20万文字から、不要な部分を削って10万文字程度にした方がよかったのかもしれない。
★実は主人公が活躍も成長もしていない。
主人公=語り手なので、それなりに動いてはしているんだけど…
本人は全然、戦っていないし(苦笑)成長も…ほぼ、していない。
★笑いの方向性がシモい。
この男性向とも女性向とも言い切れない感じ(苦笑)
男性向とするなら、もっと魅力的な女性キャラをメインに出すべきだった。
逆に主人公をヒロイン化して、パーティーメンバーを男性メインにするなら、あの下ネタの数々を自重すべきだった。
大人のおもちゃ発言、ヒロインの臀部を発光させる、敵さんのご立派様を叩き潰す…
など、女性向としては言語道断だよね…とほほん。
★オリジナリティーが無い。
「なろう系」の王道パターンで、特筆してコレと言ったオリジナリティーは無い。
ある程度インパクトは必要だったなー、と思う。
★小説の基礎がわかっていない。
三点リーダー(…←これ)2個繋げて書かないといけないんだ……!
後で知って「おぅふ……マジか……」ってなった。
こ、今後は、気を付けよう……!
●粗かどうか分からないけど、気づいた点
★異世界転生モノにおける「作者的チートスキル」
SSS:「異世界言語翻訳」
SS:「鑑定」
「なろう」系、俺TUEEEEEEEキャラがほぼ、必ず持っている三種の神器みたいな技能。
「異世界言語翻訳」の必要性は流石に作る前から気付いてた。
そりゃ、要るだろうさ、と。
言語体系の研究にスポットを当てる話でないなら、むしろ持ってて貰わないとストーリーのテンポが悪くなるだろう?と思っていたので、これに関してはあまり迷わず主人公に添付した。
ただ、「鑑定」ってどうしていつも主人公が持ってるんだろう?
別にサブキャラでも良いじゃん?
……と、思って今回、主人公以外のメンバー(レイニーさん)にその技能を付けてみたんだけど……
うん。
何で主人公がこの能力を持っているのか、すげぇよく解った!!!
この「鑑定」及び、それに類する「異世界の常識を教えてくれるナニカ」って……
めッッッちゃ初心者モノカキにとって使い勝手が良い!!!
特に一人称だと、主人公=読み手の目線だから「鑑定」=「その世界はこうなんだよ」とサラッと読者に教える事が出来る能力、な訳で……
あー……そりゃ、必要性高いわ……と、とても実感できた。
なので、今回の話で一番自分が操縦に困ったキャラはレイニーさんです。
ちょっと気を抜くと、この人……主役になっちゃうのデスよ。
しかも、正ヒロイン枠としてエリシエリさんも居るし……
苦肉の策でこの人は攻撃能力皆無の尖った方向性にしてみた。
そうすると、キャラとしてはそれなりに立ったとは思うんだけど……
でも、主人公以外にもう一人「非戦闘員」枠が出来てしまったので、
結果としてパーティーメンバーを増やす事になってしまった。
(おかげでリーリスさんがレギュラー入り)
個人的に、味方パーティーをそれなりに動かし切れる限界数が6人なので
(自分の能力では)結構、きつかった。
本当は味方キャラは4人くらいがちょうどよかった。
読むときも、パーティーメンバーが多すぎると、キャラクターを把握しきれず混乱してしまうので、「能力を分割」するのは有りだけど、
「キャラが増える」デメリットを考慮すべき、だと感じました。
ただ、レイニーさんの場合、「鑑定」+戦闘能力有りだと、どうしても他の戦闘メインキャラを食ってしまって、この人だけでほぼ万能キャラになってしまうのです。
最初の味方が万能キャラならそれでよかった(つまり、オズヌさんが鑑定持ち)と思うんだけど、2番手もしくは3番手の立ち位置のキャラが万能だと、元のキャラを「食った」感が強い気がして、自分が嫌なのです。
しかも、まさかこんなに、この「技能」が必須なストーリーになるとは思っていなかったので……
実に入力(変換)しづらい口調にしてしまって途中で後悔(笑)
マイPCが妙な口調変換に調教されてしまった……!
普通の敬語キャラにしとけばよかった!(笑)
ただ、色々と苦労させられた分「鑑定」能力を別にしてみたのは楽しかった。
●いまだに迷う点
★敵キャラは成敗すべきか否か
今回、敵キャラのコリカン君だけど…当初は普通に倒そうと思っていた。
しかし、それでいいのか…?
とも考えた結果…まぁ、倒さずに「改心(?)する」方向でまとまった。
この手のファンタジーって「誰も死なない」ぬるい世界観が苦手な方も多いと思う。
しかし、20万文字くらいなら、ぬるくてもいいかな…とも。
それに、主人公のチートが「回復魔法=死者蘇生も可能」にしてしまったので
この作風+能力で敵を殺してしまうのは逆にどうかな?と思ってしまった。
★主人公の一人称なので、説明不足かも……と思う部分がいくつかあった。
ただし、一人称である以上、どうしようもない部分ではあるなーと思う。
個人的に、一人称の話が、途中で三人称に変わってしまうのが好きでない!
おまけに、他のキャラの一人称に変わるのも苦手!
……と言う「好み」の問題もあり、解決方法が思い浮かばない。
多分、この話を全編「オズヌさん」主役の三人称で書いたら、全然違う印象になると思う。
ちなみに、このストーリーを他のキャラ一人称で主役にできるかどうか…考えてみたら、こうだった。
・オズヌさん→ メンタルが大人すぎて難しい。
・レイニーさん→ 割と過去が暗い設定なので多分無理。
・エリシエリさん→このストーリーは無理だけど、主役には出来るタイプの性格。
・リーリスさん→ …多分いける。ネアカなので。
・エル→ ツンデレ難しい。自分には無理。
・隊長さん→ 絶対無理。どんだけレベルUPが必要なんだよ…
・コリカン→ 無茶言うな。新たな扉、開けないよ…!
つまり、まだ自分の技能では、「根が明るくて、悩みが無くて、前向きで、暗い過去が無く、割と子供っぽい」キャラでないと一人称の主役は張れないという事か。
★続きを書くか、新作を書くか
続き…書こうと思えば書けるので、書きたい気もする。
ただ、色々「カクヨム」で企画のお陰で「別ジャンル」を読んだら楽しかった。
そのため、読むようになったら他ジャンルも書いてみたくなった(笑)
それに、せめて、10万文字程度で頭から尻尾まで奇麗に終わりそうな話を作ってみたい。
…だいたいさ、自分の場合「書いてみた」感想だけで5000文字超えてるんだぜ?
…どうも、自分の筆は滑り過ぎる…
●書き手は感想が欲しい。
面白いと思って貰えたか気になるよね~(笑)
自分はなるよ。(笑)
でも、元読み専としては、「作者様に感想をお送りする」と言う行為は、相当…それこそ、ドハマりしない限りやらないんだよね。(^^;)
自分が「書いてみた」からこそ、応援メッセージとか送ったりイベント参加したりして「感想」を言うようになって来たけど、基本は言わない。
感想は恥ずかしいんだよ!!!!!
だって、感想は性癖で出来ているんだもの。
どうして面白かったのか、逆にどこが苦手なのか。
考えてみると、自分の嗜好やら趣味やらと全面対決する訳で、しかもそれを作者様に文字として伝える訳ですよ!
何この羞恥プレイ!?
ふおおおおお、恥ずかしすぎる!もだもだもだ!
さらに、あまり失礼だったり偉そうだったりしたら「かちん」と来るかもしれないじゃん!?
お前、えらそーに言うけど、それで作ってみたら、このザマかよ!?
…そー思われるかもしれないじゃん!?
あああああぁぁぁぁぁあああああっ←発狂。
そう考えると、感想は貰えなくて当たり前。
(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪
●なので、感想をタダで書いてくださる読み手様は神を超えた存在。
ありがたや~。ありがたや~。ほんま、ありがたや~!!
いっそ、金払ってアドバイス貰うべきか悩むわ~(苦笑)
●なので、なるべく多くの人に読んで欲しい、と言うのが本音だが、
どうしたら読んで貰えるのか中々分からないね。(^^;)
でも、やっぱり、楽しかったから、次もがんばろっと!