魔法化学白書①

日高玲くんは、物語の中で「ブレスレット型のマジック・デバイス」を身に着けていました。「魔法化学」の技術が確立された2050年代の日本では、スマートフォンは存在していません。

「魔法化学」とは、九州のある炭鉱跡で発見され採掘されている特殊な鉱石より採取される不思議な粒子を活用する技術のことです。
この粒子はこれまでの科学では説明がつかない特性がありました。その特性を化学的なアプローチで制御することで、大きなエネルギーを生み出したり消失させる、これまでのコンピューターとは全く異なる原理で演算処理を行う、人の意志と機械のインターフェースを構築する、といったことが可能となりました。これが「魔法化学」です。

「マジック・デバイス」は魔法化学を扱うためのデバイスです。このデバイスを通して現代のインターネットのようなネットワーク環境と人間が直接つながることが出来るようになりました。人間がテレビで見る程度の情報量であれば、大した負担をかけずに脳に直接送ることが出来ます。別のマジック・デバイスとコネクションを確立すると、まるでテレパシーの様な感覚で通話を行うことができます。それはまるでゲーム「サイバーパンク2077」のような世界です。
しかも、この小型のデバイスの中には、現代のスパーコンピューター以上の処理能力のあるコンピューティング環境を実装可能ということもあり、今後のストーリー展開の中で魔法化学士たちをサポートする重要なキーアイテムとなります。

ブレスレット型以外にも、メガネ型のデバイスやアンダーウェア型のデバイス、レトロなスマホ型のデバイスなど様々な形のマジック・デバイスが存在する2050年代、登場人物たちはどの様なデバイスを愛用するかもご注目下さい。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する