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進捗のご報告-241016 「20%くらい」

創作関係は少し進展がありました。
まだまだ形になんてならないのですが、その、自分的にはちょっと進めた気がしています。

小説の方、前回の更新から既に一週間も空いてしまいました。
さすがに今週末くらいまでには何らかの結果を出して、執筆再開といきたいところです。

そういえば、次の日曜日10/20でカクヨムも一周年になるんでした。
上手くタイミングを合わせられたら楽しそうですね。
……難しいかな? とにかく頑張ります!


それはそうと。

毎日、こんな駄文ばかりの記事を上げてスミマセン。
なろうの方ではデビュー以来ずっと、カクヨムでももう300日くらい? 休まず続けてきたものですから、なんとなく今更やめがたく。
生存報告とでも思って適度にスルーしていただけたらと思います。

なにか面白いことでもお話しできればいいんですけどねー。



■ 異世界で遥か高嶺へと手を伸ばす 「シールディザイアー」 ■
処女作長編、異世界転生サバイバル【第二部連載中!】
https://kakuyomu.jp/works/16817330663201292736

■ スライムハンターズ ~草原のしおひがり~ ■
短編、気軽に読める2,000文字ほのぼの牧歌的ファンタジー
https://kakuyomu.jp/works/16818093079978727436

■ 僕は眼鏡を掛けていないよ? ■
掌編、サクッと読める800文字ほのぼのラブコメ
https://kakuyomu.jp/works/16818093074350025259

10件のコメント

  • ついに創作が動き出しましたね!楽しみです!
    一段落ついたし、なんとなくファルとシェガロの二次創作でも書いてみたくなりますね(*´艸`*)
  • 20%♪
    出来上がるのが楽しみですね♪
  • >かごのぼっちさん
    本日もぼちぼちスタートです。
    進捗を公開できるように頑張ります!

    完結作品うらやま。うちも早く……。
    二次創作!? 書いていただけることを楽しみにしています!
    ダンゴムシに続き、今度はどんなお話になるのかドキドキしますね。
  • >こいさん
    お楽しみいただけますように!
    でも、ここまで引っ張るほど大した物ではないんですよ。
    もうちょっと目処が立てば、何をしているかくらいお話ししたいところ。
  • 【続・ダンゴムシ①】


    「だっだっだっだっ
    だんごむし〜
    だんごむし〜

    くるくる
    まんまる
    だんごむし〜

    ころころ
    ころがる
    だんごむし〜

    ころころころころ
    すってんころり〜」

     ファルは大きな岩に座って、ご機嫌で歌を口ずさんでいる。

    『本当にダンゴムシ好きだよな……ファル』

    「ダンゴムシの歌?」
    「あのね? あのね? 白坊っちゃん?」
    「うん、どしたファル?」
    「ダンゴムシさんをころがして、追いかけて行くとね?」

     ここでファルが言っているダンゴムシとは、フワフワダンゴムシの事で拳くらいの大きさがあり、手触りがフワフワしていて心地よい。どうやらファルはそれを転がして遊んでいたらしい。

    「うん?? 転がすの!?」
    「ん、そんでね? コロコロ転がってって、穴に入っちゃうの!」
    「へえ……それで?」
    「それでね? それでね? 私も一緒に穴に入って行くとね?」
    「え、穴に入ったの?」
    「うん! 深くて大きな穴だったんだ!!」
    「……それで?」
    「んでね? コロコロ転がってどんどん奥まで行っちゃうからね? 私もどんどん奥まで行ったんだよ!?」

    『おいおい、相変わらず怖いもの知らずで向こう見ずだよな……』

    「う……うん、それで?」
    「そしたらダンゴムシさんが大きな岩にぶつかってコロン、コロンてなって、やっと止まったの!!」
    「そっか〜! 楽しかった?」
    「白坊っちゃん、話はこれからだよ? ちゃんと聴いて!?」
    「ん? そうなの?」
    「うん! 大きな岩だと思ってたのが、実は大きなトカゲさんだったの!!」
    「お、大きなトカゲ!?」

    『おっと、トカゲの巣だったみたいだな!?』

     なんて無茶を……。

    「うん! こ〜〜〜〜〜んなにおっきなトカゲ!!」


     ファルは大きく手を広げてぴょんぴょん跳ねて見せる。 まあ、とにかく大きいのは判る。


    「そ、それでどうしたの?」
    「んとね、トカゲさん?」

     ファルがそう言うと……。ゴゴゴ……と、ファルが僕を見下ろすくらいに視線が高くなった。
     そして……。

     もう一つの視線と目が合う。

    「……」

    『おいっ!? こいつぁ……』

    「アンキロサウルス!?」
    「へ? 白坊っちゃん、この子はトカゲさんだよ?」
    「いやいやいやいや、アンキロサウルスっつったら恐竜だよ!?」
    「アンキロ? 白坊っちゃん、恐竜ってなぁにぃ〜?」
    「恐竜っつったら……でっかいトカゲ? みたいな?」
    「じゃあ、やっぱり大っきいトカゲさんてこと?」

    『おい、楽天家? この世界に恐竜なんて言葉……いやしかし、生体がいると言うのなら言葉だってあるのかも知らないな? 他の恐竜も実在しているかも知れないってことか!? これはアガる!!』

     つまりアレだな? この世界にはモササウルスなんてのも生息しているかも知れないって事だよね!?

    『そう言う事になる、のかな?』

    「ところでファル?」
    「どしたの、白坊っちゃん?」
    「その子、どうするの?」
    「どうするも何も、トカゲさんは友達だよ? かばでぃ友達」
    「か、かばっ……!? それは危険だから駄目だからねっ!? 絶対に!」

    『おいおい、この体格差でどうやるんだ?』

     いや、そんなこと考えちゃ駄目だからね!? ファルをそんな危険な目に合わせられないよ!

    「とにかく他の人に見られる前に巣に帰そう!」
    「……どして?」
    「いや、普通に危ないからだよ?」
    「トカゲさんは人、襲わないよね?」

     トカゲが大きく頷く。

    『よく躾けられたアンキロじゃないか!』

     いやいやいやいやいやいや!

    「いや、どんだけ能天気なんだよ!?」
    「ん? 白坊っちゃん、の〜てんきってなあに?」 
    「何でもないし、襲わなくってもトカゲさんは自然に帰そう!? ねっ?」
    「うう~~ん、白坊っちゃんがそう言うなら……トカゲさん、いい?」

     また大きく頷く。

    「うんうん、それじゃあ、トカゲさんを拾ったところに案内してよ」
    「わかった〜♬」

     良かった……まさか村でアンキロサウルス飼うわけには行かないからね……。

    『むしろ飼ってみたかったと思ってた事は言わなくって良かったよ……』

     ……こいつ……なんか、僕とだいぶ乖離し始めてないか?

    『おい、聴こえてるからな?』

     プライバシーが皆無!!

     こうして、ファルの後を追ってついていった先が……。

    『こいつぁ……』

    「どうなってんだ?」

     ファルが案内してくれた大きな穴の中、その奥で見たものとは……。


        ─つづく─





  • 【続・ダンゴムシ②】

     この世界はファンタジーだ。僕は大抵のことには驚かなくなっている。

    『なあ楽天家、俺たちは何を見てるんだ?』

     うん、何だろうね?

     僕たちは穴の中に入った筈だ。しかし眼前に広がる光景はどう見ても……太古の地球!?

     白亜紀やジュラ紀を思わせるような景色が遠くまで広がっている。どういうわけか空もある。

    「エルキル領の地下にこんな……」

    『おい楽天家、それは違うんじゃないか?』

     つまり?

    『俺が思うに、この穴はダンジョン。穴の入口はダンジョンの入口なのか、裏口なのかわからないけど、ここはきっと特殊な空間なのではないかと思うんだ』

     なるほど? しかし、そのまま古代だと考えると、あまり散策しない方が良さそうだ。

    『そうだな……あるいは食料などが手に入るだろうが、常識的な生態系ではない気がするし、何よりもこちらには無い菌なんかを持ち出してしまう可能性が怖いだろうな?』

     菌か……確かにそうだね。こちらの気候は亜熱帯、このジメジメした空気でどんな菌が繁殖しているか、考えるだけでも想像に難くないかな。

    「ねえねえ、白坊っちゃん!」
    「どうしたファル? え……!?」

     さっきまでアンキロサウルスの背中に居たはずのファルの目線が……もう少し高くなって──。

     ──グングンと上にあがってゆく!?

    「きゃはは!! 白坊っちゃん見て──!! 高いよ──!!」
    「ぶっ!? ぶぶぶ、ブラキオサウルス!?」

    『おい見ろよ楽天家!! プテラノドンもいるぞ!? てかアレ、ヤバくないか!?』

     ヤバいって……あっ!! プテラノドンがファルに迫っている!?

    「ファルっっ!! 降りろっっ!! すぐにっっ!!」
    「は〜い♪」

     って、間一髪スルスルとブラキオサウルスの首を滑り落ちて、背中を通って、尻尾の先からぴょ〜んっ……て!?

    「白坊っちゃん、受けとめてえぇ〜!!」
    「え!? あ、わっぷ!!」

      僕の顔面めがけて滑り落ちて来たファルは、僕の頭にしがみついてそのまま倒れてしまった。



    ──ポタ……

     坊っちゃん……

    ──ポタポタ……

     白坊っちゃん……

    ──ポタポタポタポタ……

    「白坊っちゃん!!」

     僕は気を失っていたのか、目が覚めるとボロボロと大粒の涙を流すファルが顔の目の前に……近い。

     ポタポタとファルの涙が僕の顔に降ってくる。辺りを見回すと夢では無かったようだが、アンキロサウルスもブラキオサウルスもいない。

     どうやらファルが入口近くまで運んでくれたようだ。僕はファルに膝枕されていて、横になっている。ファルはずっとこうしていたのだろう。……足の脛が赤い。

    「白坊っちゃんごめ゙ん゙な゙ざい゙いぃぃ!! ひぐっ、うえええええん!! 坊っちゃああああん」

     僕はファル頬に手をやる。

    「ファル?」
    「ひんっ……なあに、白坊っちゃん?」
    「この事、ここの事、水納に秘密に出来るか?」
    「出来る! 誰にも言わない!」
    「約束だぞ?」
    「うん! わかった!!」
    「よし、良い子だ!」

     ファルはまた大泣きし始めた。気が緩んだのだろう。僕はファルの頭を撫でながら、コツコツ何かが当たる、足元に目を遣った。あの丸っこい生き物がいっぱい転がっていた。

    『楽天家、そのフワフワダンゴムシのお陰で、頭を打たずに済んだんだぞ? 良かったな?』

     どうりでどこも痛くないわけだ。フワフワダンゴムシ……少し可愛く見えてきた僕がいた。

    「よし、ファル、村に帰ろう!!」
    「うん♪」

     いつもより、少し甘えたなファルが、僕の手を取ってとなりを歩く。

     後で精願して穴を埋めておこう。そして見なかった事にしておこう。

    『もったいないな……』

     ヘタレが何か言っているが関係ない。僕がもう少し大きくなったら、探検してみるのも悪くはないが、それまでは封印だ。

    「はあぁ……」

     僕たちが穴の外に出ると、辺りは真っ暗だった。

    「ファル……」
    「ん?」
    「一緒に怒られような?」
    「うん♪」

     僕たちは、仲良く手を繋いで、村までの道をトボトボと歩くのだった。


        ─おしまい─




  • お粗末様でしたm(_ _)m
  • 4,000字近いSSを有り難うございます。
    とても面白かったです!

    とりあえずダンゴムシと恐竜は公式設定でも異世界ニルヴィシアのサバナに存在すると思います。ご安心を!

    あ、フワフワダンゴムシは実在の生き物じゃなかったんですね
    どんな虫かと期待してしまいました、残念。
    まるまるワラジムシのようなイメージがなんとなくあります。

    それにしても地下世界の恐竜はワクワクしますよね。
    このダンジョン攻略してみたいです。
    アンキロサウルスもカバディメンバーに入れたいところ。

    繰り返しになりますが、楽しい二次創作でした!
    ついてない日に救いをくださったことにも特大の感謝を!
  • 読み返してみると、即席の粗が……皆が水納になってたりしますね(笑)

    一周年のお祝いとほんの少しの元気をお届け出来たなら幸いです(*´ェ`*)

    ほんの少しダンジョン探索しようかと思ったのですが、戻れなくなりそうなので辞めましたよ(笑)他にも考えていたお話があるのですが、またの機会にm(_ _)m
  • このコメント欄は修正できなくて不便ですよね。

    めっちゃ励みになりましたし、ささくれた気持ちが和みました。
    またの機会があれば是非!
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