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 読んでいただいている方、そしてコメント等によりご支援又は応援していただいている方々、いつもありがとうございます。躓きそうなとき、皆様の応援が励みとなっております。
 最近、更新ペースが遅くなってしまい、もしかしたらやきもきされている方も……居られるかどうかについては、まだ多少、疑義が残るところではございますが、居られると仮定して続けます。
 仕事が忙しくなったというのも更新ペースが落ちた理由ではありますが、もうひとつ、実はこっそり書き続けている作品があり、こいつのせいで既存の作品の執筆時間が圧迫されています! 言い訳がましくて申し訳ありませんが、以下がその犯人の姿の一部を捉えたものになります。


 ※※※


「こうやって書いてみると、やっぱり被害者は2年の女子ばっかりね。最初の子は放課後、部活動の最中。それ以降は体育の授業で教室を離れているときに盗まれてるみたい」

「外部の人間はどうだ?」

「防犯カメラにそれらしい人物は映ってなかったって、緒方先生が言ってた」

「1件目と3件目は授業中だろ? だったらその時間帯に、生徒や教師で、自由に行動できた奴を洗い出せば犯人に辿りつけるんじゃないか?」

「実はもう洗い出してあるの」

「いつのまにそんなことやってたんだ?」

「あら、言ってなかった? この事件を追ってるの私たちだけじゃないのよ。各クラスの学級委員長や生徒会のみんなもそれぞれ事件解決に奔走してる。その成果を木曜日の生徒会集会で情報交換してきたの」

「そういうことは先に言って欲しかったな」

 おれは一昨日、聞き込みの最中話しかけられた変な奴のことを思い出した。

「何か問題でもあった?」

 白石がくりんとした瞳で、過去を振り返ろうとするおれの目線を追った。

「いや、別に何も」

「そう」

「それで、洗い出した結果、誰かめぼしい奴は浮かび上がってきたのか」

「うーん、3つの事案すべてでアリバイが無いっていう人は、残念だけど居なかったわ」

「要するに手詰まりってことか、こりゃ犯人探しより再発防止に力を入れたほうがいいんじゃないか」

「そうね、私もこのままならお手上げだし、犯人捜しは諦めようと思ってた。でも昨日、秋月さんと話をしてちょっと思うところがあったの。3つの事件すべてでアリバイがある必要はないんじゃないかって」

 気が付けば、白石が空になったコップのふちを人差し指で叩きながら持て余していた。

「新しいの、注いでくる、何がいい?」

 おれは立ち上がりながら言った。

「あら、藤堂くん気がきく。同じのでいいよ、砂糖とミルクも持ってきてね」


 ※※※


 いずれ全貌を捉えることができましたら、この場を以て公開したいと思いますので、どうかご容赦ください。

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