『夢の骨格』を、毎週土曜日午前七時に配信予定です。
終章は少し間を空け、終戦記念日であり、石原莞爾の命日でもある8月15日に予定しています。
石原莞爾という人物を題材に選んだ時、私はその重さを十分に理解していませんでした。
執筆を進めるうちに、彼という人間の思想、その矛盾、その強さ、その夢の大きさに圧倒され、筆を置きました。
それでも、この数日の力強い雨が、再び私を机に向かわせてくれたように思います。
これは、石原莞爾の生涯を描き切った作品ではありません。 むしろ、彼という巨大な人物の入口に、そっと立ってみた記録に近いものです。
石原莞爾を追い続けるうちに、
「では、日本人として生まれた私は、これからどう生きるのか」
という問いに突き当たりました。
その答えは、まだ見つかっていません。
けれど、この小さな物語が、同じ問いを抱える誰かの思索の入口になれば、これ以上の喜びはありません。