中原中也がフランス文学、ランボーに傾倒していたのはよく知られた事実だ。
拙作で「汚れちまったかなしみにーー」を引用させてもらったが、実は他の詩を引用しようと思っていた。持っていたのが集英社版の中原中也詩集だったのだが、未刊詩編でもないのに引用したい当該の詩が見つからない。良く似た詩は見つけたが少し文言が違う。記憶違いかと思ったのだが、もしかして。
中原中也は詩をフランス語で書いていたのではないだろうか?だから訳者によって詩の内容が異なるとか?
変な発想だが案外有り得るのではないかと思った。
”
(ハイそれでは
ハイ喜んで)
テンポ正ししく握手をしませう
”
では復
(狂想なので多少の誤差は勘弁されたし)。